私とWATER GUSH #1 出渕賢史 PRダイエット目的で強制的に始めたラグビーが、人生に彩りを与えてくれた
はじめに
クリタウォーターガッシュ昭島の選手たちが、なぜラグビーを始めたのか、なぜクリタウォーターガッシュ昭島でラグビーをやるのか、選手の想いを深堀するインタビュー企画の連載を開始します。第一弾は、PR(プロップ)としてチームを最前線で支え続ける出渕賢史選手です。クリタ分析センターに勤務する社員選手として、仕事とラグビーを9年間にわたって両立してきた出渕選手。その飾らない言葉の中に、PRとしての誇り、社員選手としての矜持、そしてファンの皆さんへの深い感謝が詰まっていました。

PRとして9年目を迎えて
出渕賢史と申します。クリタ分析センターに在籍しており、ポジションはPRで3番になります。今シーズンで9年目になります。よろしくお願いします。
社員選手として9年間にわたってチームを支え続けてきた出渕選手。PRというポジションはスクラムの最前列に位置し、チームの基盤を作る縁の下の力持ち。華やかなトライシーンや派手なプレーに注目が集まりがちな中でも、出渕選手はそのポジションに深い誇りを持っています。
ラグビーを始めたきっかけはまさかのダイエット目的
ラグビーを始めたのは小学校2年生の時にラグビースクールに入ったのがスタートになります。きっかけとしては、親が好きだったのと当時から身体が大きく太りすぎていてダイエット目的で入れられました!
思わず笑顔になってしまうエピソードですが、親御さんのその決断が、出渕選手の長いラグビー人生の第一歩となりました。小学校2年生から続けてきたということは、ラグビー歴はすでに20年以上。ダイエット目的で始めたスポーツが、今や「人生に彩りを与えてくれた存在」にまで成長しているのですから、人生とは不思議なものです。
では、そんな出渕選手がラグビーにどっぷりとはまったのはどんな瞬間だったのでしょうか。
チームが目標達成できた時の喜びを分かち合える時はとても嬉しいですし、PRは縁の下の力持ちとも言われていますので、目立った事は出来ないですがチームの為に支えて貢献できるのは達成感があります。また、ラグビーを通じて色んな人達と出会えた事は財産にもなっています。
チームの勝利を共に喜ぶ瞬間、PRとして貢献できた時の達成感、そしてラグビーを通じて広がった人との縁。これらが積み重なって、出渕選手のラグビーへの愛情は深まり続けています。
クリタでプレーすることは挑戦し続ける姿を見せることの価値
出渕選手は中途入社という形でクリタに加わりました。フルタイムで仕事をこなしながら、ラグビーでも全力を尽くすという生活は、決して簡単ではありません。それでも、出渕選手はそこに大きな意義を感じています。
私は中途入社になるので、仕事とラグビーの両立はある意味、挑戦的で仕事をフルタイムでしてラグビーもやりきって勝利する・挑戦している姿を栗田の人達やファン、地域社会に見てもらう事で感動や喜びを分かち合えるのは頑張ろうと思ってくれる原動力に繋がってくれば価値はとてもあると思っています。
仕事もラグビーも、どちらも妥協しない。その姿が、見ている人の「自分も頑張ろう」という気持ちを引き出せるとしたら、クリタウォーターガッシュというチームが目指すものと深く重なります。制約がある中でプロチームに挑み続けるクラブの姿勢を、出渕選手自身が体現しているのです。

両立の難しさと乗り越え方
とはいえ、仕事とラグビーを両立することは言葉にするより遥かに大変なことです。出渕選手が特に苦労した場面について聞きました。
仕事が忙しい時期と試合や練習が重なる時もあるので、体力的にも精神的にも余裕がなくなる事があります。ですが、限られた時間の中で仕事とラグビーもどちらも中途半端にしないよう、事前に予定を整理して優先順位をつけることを意識しました。また、周りの方に協力してもらう場面では、早めに相談するようにしました。その経験を通して、忙しい状況でも計画的に行動することや、周囲とコミュニケーションを取りながら乗り越えることの大切さを学びました。
「どちらも中途半端にしない」という言葉が印象的です。逃げ場を作らず、事前の準備と周囲との連携で乗り越えてきた出渕選手の姿勢は、PRとして縁の下でチームを支えるスタイルとも重なります。スクラムでも、仕事でも、準備と連携が勝負を分けるのかもしれません。
ファンの皆さんへの感謝、アウェイでも聞こえる大きな声援
試合会場やイベントでファンの方々と接する中で、出渕選手が特に心に残っているエピソードを聞かせてもらいました。
ファンの皆さんにはビジターで遠方になる試合会場でも応援に駆けつけてくれていてクリタの試合を盛り上げてくれています。また、相手側が大人数でも大きい声で声援をいただけるのはとても自分達の力になっています。
アウェイの遠方会場まで足を運んでくれるファンの皆さんの存在。たとえ相手チームのサポーターに数で勝てなくても、その声は確かに出渕選手たちの背中を押しています。「自分達の力になっている」というシンプルな言葉の中に、ファンへの深い感謝が込められていました。
将来の展望
これからの目標について、出渕選手は明確なビジョンを持っています。
ラグビー選手としては、今年の目標はDiv3を優勝してDiv2へ昇格することで、ラグビーを通じて勇気や感動を与えられる、次の日も頑張ろうと思ってくれる選手になりたいです。栗田の社員としては、仕事とラグビーの両立をしっかりとして新規開拓または業務拡大でクリタに貢献できる人になりたいです。
「次の日も頑張ろうと思ってくれる選手になりたい」——この言葉は、ラグビーの枠を超えています。試合を見た人が、翌朝も前を向いて歩き出せる。そんな存在になりたいという出渕選手の想いは、クリタウォーターガッシュが目指す「多くの人々の共感と希望を体現するクラブ」と見事に一致しています。
ファンの皆さんへのメッセージ
最後に、いつも応援してくれているファンの皆さんへ、出渕選手から力強いメッセージをいただきました。
いつも応援してくださるファンの皆様、どんな時でも全力で応援してくる姿に私も感動しているのと、勝利を届ける事が少しでも恩返しになるとも思っていますので、勝利を届けれる様に日々の練習をしっかりと取り組んでいきますのでこれからも変わらぬ全力応援をよろしくお願いします。皆さんと一緒にDiv2へ昇格しましょう!
「皆さんと一緒に」という言葉が、すべてを表していると思います。選手とファンが同じ夢を見て、同じ目標に向かって進んでいく。クリタウォーターガッシュというクラブの魅力が、この一言に凝縮されていました。

ラグビーとは
インタビューの最後に、出渕選手にとってラグビーとはどんな存在かを聞きました。
人生に彩りを与えてくれた存在です。
小学校2年生のダイエット目的で始まったラグビーが、仕事、人との出会い、ファンとの絆、そしてDiv2昇格という夢へと広がり、今や出渕選手の人生そのものに色を添えている。9年間の積み重ねが詰まったこの言葉の重みを、ぜひ感じ取っていただければと思います。
出渕選手、貴重なお話をありがとうございました。Div2昇格という夢に向かう、出渕選手への応援をよろしくお願いします。














