VS三菱重工相模原ダイナボアーズ

vs

結末

2019.05.25

2019春のオープン戦
2019
粟田工業昭島グラウンド(東京)
T G PG DG DG PG G T
1 0 0 0 5 前半 17 0 0 1 3
5 5 0 0 35 後半 14 0 0 2 2
6 5 0 0 40 合計 31 0 0 3 5

登録選手・リザーブ選手

個人得点

選手名 ポジション T G PG DG
平井 伸幸 FL 1 0 0 0
レオン エリソン FB 1 5 0 0
ワイクリフ パールー No.8 1 0 0 0
ベン ポルトリッジ WTB 1 0 0 0
水野 拓人 CTB 1 0 0 0
栗原 良多 R 1 0 0 0

スターティングメンバー

選手名 ポジション
金 亨志 PR
佐藤 慶 HO
徳山 孝志 PR
中村 謙吾 LO
ジェイコブ エリソン LO
平野 和飛人 FL
平井 伸幸 FL
ワイクリフ パールー No.8
大政 亮 SH
タマティ エリソン SO
濱副 慧吾 WTB
中島 拓也 CTB
水野 拓人 CTB
ベン ポルトリッジ WTB
レオン エリソン FB

リザーブメンバー

選手名 ポジション
梶原 瑛 R
栗原 良多 R
福田 貴大 R
丸山 尚城 R
諏訪 弘樹 R
本村 旨崇 R
長谷川 新波 R
坂本 英人 R
杉森 健太郎 R

交代・入れ替え

選手名 ポジション

レポート

試合レポート

先週のヤクルトレビンズ戦の敗戦から立て直しを図りたいウォーターガッシュ。この春のオープン戦は勝敗だけでなく、多くのメンバーを起用し試合に出場させ、経験させたい時期でもある。今週は昨シーズントップチャレンジリーグからトップリーグに昇格した三菱重工相模原ダイナボアーズを昭島グラウンドに迎い入れ、4月から取り組んできた内容、スキルを真正面からぶつけてチャレンジャーらしい試合を繰り広げたいところ。

前半は、先週同様ウォーターガッシュのトライから試合が動いた。キックオフの笛が鳴り、自陣でのディフェンスが続いたが前半6分、敵陣左サイド10ⅿラインを超えたあたりのマイボールスクラムからワイクリフパールーが敵陣奥深くまでゲイン。ラックから平井伸幸が抜け出しトライを奪い先制点をあげた。このままこのリズムでアタックを継続したいところだが安易なペナルティを繰り返し、なかなか得点差を広げることができない。反対に三菱重工の反撃を受け続け、15分には自陣ゴール前5ⅿ付近の相手ラインアウトから大きく左に展開されトライを奪われる。その5分後、直前の失点と同じようなシチュエーションでラインアウトからラック、左に展開され中央にトライを許し、コンバージョンも決められる。何とかリズムを取り戻したいところだが、自陣でのディフェンスが続き、インゴール付近まで攻め込まれるも大政亮のタッチキックなどでピンチを防ぎ追加点を与えない。しかし、39分に自陣でのマイボールラインアウトを三菱重工に奪われトライを許してしまい5-17で前半を終える。

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後半は三菱重工のキックオフで試合がスタート。相手キックオフボールをマイボールにすることができず、ピンチを招いてしまう。開始早々の後半3分、自陣ゴール前ラインアウトから攻め込まれトライを許し5-24と得点差を広げられてしまう。しかし、この嫌なムードを断ち切ってくれたのがエリソン三兄弟の長男、タマティエリソンだ。後半8分、スクラムからの攻撃でタマティエリソンがゲインし、ワイクリフパールーにつなぎ左中間へトライ。このトライからウォーターガッシュが息を吹き返す。14分には敵陣奥深くまで攻め込むも細かいミスで得点シーンを演出できずにいたが、17分にベンポルトリッジが大きくゲインしてレオンエリソンにつなぎトライ。その3分後、レオンエリソンのトライを演出したベンポルトリッジが、今度は自身のスキルで相手ディフェンスを寄せつけず右中間にトライ。レオンエリソンのコンバージョンが決まり逆転に成功した。この日の気温は30度を超える真夏日、相手の集中力を欠いたプレーを逃さずマイボールを維持し続けた。そして後半26分に水野拓人が相手のミスしたボールをターンオーバーし、そのまま走り込みトライ。35分には敵陣インゴール手前でのラック攻撃で栗原良多がラックサイドを突きトライ。後半だけで5トライを奪い勝利を確実なものにした。その後1トライ1ゴールを許し40-31まで得点差を縮められたが見事勝利し、今シーズン初勝利をトップリーグチームから奪った。来週は3週連続で続くオープン戦の最終戦。今シーズントップチャレンジリーグに昇格してきた清水建設ブルーシャークス。あくまでも春のシーズンは結果より内容を重視していきたいが多くのファンを迎えての勝利はチームに勢いをつけてくれる。来週も勝利してトップリーグカップに臨みたい。

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試合後コメント
山田紘也監督

先週の課題でもあったディフェンスを今週はフォーカスして練習してきたことが活かされた内容でした。しかし、安易なペナルティがまだまだ多いので、その部分は継続して修正させていきたいと思います。ただ特別なことをするのではなく、シンプルに取り組むだけなので、今週を振り返り来週に臨みたいですね。また今日の試合でフォーカスしていた1つに、最初の前半の10分に前にあがろうと選手たちに伝えていました。そのことをしっかり選手たちは動いてくれ、その後のプレーも継続させてくれていたことが勝因の一つなのかなと思います。春から取り組んできたことが徐々にフィットしてきている感覚はありますが、この勝利に甘んじることなくもっと上を見据えていきたいと思います。(次戦に向けて)清水建設さんは今シーズン同じリーグで戦うチームです。恐らく全力で栗田を倒しにくると思いますが、しっかり相手の思いを受けて立ち、必ず勝利したいと思います。

中島拓也キャプテン

(試合を振り返って)まずは勝てて良かったと思います。今日の試合で特別なことをした訳でもなく、至ってシンプルにディフェンスすることやボールキャリアが前に出ることをチーム認識をもって戦うことができたと思います。ただ、安易なペナルティがあったことが反省ですね。前半に失点を重ねたのはペナルティからなので、そこをしっかり防ぎきれば後半のようにリズム良く攻撃でき、得点を積み重ねることができるし、その部分は選手の誰もがわかっていると思います。(来週に向けて)相手どうこう、勝ち負けがどうこうよりも今まで継続してきていることが出せるかだと思います。来週も継続して今やるべきことを練習から取り組み続けていきたいと思います。

水野拓人選手

(試合を振り返り)重工さん、強いなぁって、それが率直な気持ちです。FWもBKも受けに回るシーンが前半は多くありました。しかし、後半になってディフェンスでも前に出ることができ、アタックのときはしっかりシステムのところで早いコールができセットできたことで相手にプレッシャーを与えられましたね。2人目3人目の寄りが速く、リズム感が良くトライを連続して奪うことが出来たんじゃないかって思います。(途中スタンドオフにポジションチェンジしたことについて)練習から取り組んでいるポジションなので、フィットさせられたんじゃないかと思います。タマティからアドバイスを受けてきたので、しっかり機能していたと思います。まぁ何よりFWが良かったと思います。(清水建設戦に向けて)下から昇格したチームではありますが、非常に良いチームだと思います。格下だからとかどうこうではなく、今日みたいに自分の仕事を正確にやることを意識していきたいと思います。

栗原良多選手

今日の試合はセットプレーからのアタックなど、自分たちのやりたいことが出来ていた時間が多く、FW全体がしっかり機能していたと思います。個人的にも良かったと思いますが、しっかりとチームの戦術を全員が認識していたので、サポート役おかげで理想的なプレーができたんじゃないかと思います。チーム全体が良かったので勝利できたと思いますが、まだまだ満足はしてはいけないですね。今日の試合で課題としてあげるとしたら、疲れたときのプレー精度や、ディフェンスの時間が続いているときに、しっかりとチームメンバーが共通認識を持ってプレーしなきゃいけないことです。試合で出た課題は練習から継続して取り組んでいきたいと思います。(声援を送ってくれるファンに向けて)来週もセットプレーからの得点だったり、今日のようにチーム一つになって栗田のラグビーを常に追求していきますので引き続き応援よろしくお願いします。

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