VS コカ・コーラレッドスパークス

-

結末

2019.11.23

ジャパンラグビートップチャレンジリーグ2019 第2節
13:00 Kick Off
コカ・コーラさわやかスポーツ広場(福岡)
T G PG DG DG PG G T
1 1 0 0 7 前半 19 0 0 2 3
1 1 0 0 7 後半 7 0 0 1 1
2 2 0 0 14 合計 26 0 0 3 4

登録選手・リザーブ選手

個人得点

選手名 ポジション T G PG DG
藤原 慎介 No.8 1 0 0 0
杉森 健太郎 FB 0 2 0 0
レズリー メイキン PR 1 0 0 0

スターティングメンバー

選手名 ポジション
金 亨志 PR
栗原 良多 HO
梶原 瑛 PR
中尾 光男(GCap) LO
ジェイコブ エリソン LO
佐藤 慶 FL
平井 伸幸 FL
藤原 慎介 No.8
本村 旨崇 SH
菅沼 神兵 SO
濱副 慧悟 WTB
水野 拓人 CTB
トム イングリッシュ CTB
ベン ポルトリッジ WTB
杉森 健太郎 FB

リザーブメンバー

選手名 ポジション
前田 篤志 R
小山 翔也 R
レズリー メイキン R
ジャマソン ファナナシュルツ R
中村 謙吾 R
レオン エリソン R
忽那 鐘太 R
井出 三四郎 R

交代・入れ替え

選手名 ポジション
後半12分 栗原 良多 → 前田 篤志
後半17分 本村 旨崇 → レオン エリソン
後半21分 梶原 瑛 → レズリー メイキン
後半23分 平井 伸幸 → ジャマソン ファナナシュルツ
後半24分 濱副 慧悟 → 井出 三四郎
後半32分 金 亨志 → 小山 翔也
後半32分 藤原 慎介 → 中村 謙吾
後半32分 菅沼 神兵 → 忽那 鐘太

レポート

前節の九州電力戦は本拠地・昭島グラウンドでの一戦で見事勝利を飾った栗田工業ウォーターガッシュ。その良い雰囲気そのままに、勝利を積み上げたところ。第2節は昨年までトップリーグに所属し、九州の雄をほしいままにしてきたコカ・コーラレッドスパークスとの一戦。しかし前節は釜石との戦いで痛恨のドローで勝ち点「2」しか獲得できなかったコカ・コーラだが、強敵であることに変わりない。試合会場はコカ・コーラの本拠地である福岡県・さわやかスポーツ広場でのアウェー試合にも関わらず、多くのクリタ関係者や選手・スタッフの関係者も集結した。今回の試合にかける思いが強いチームにラグビーの神様がほほ笑むことになるだろう。
 前半はコカ・コーラのキックオフで試合が始まった。キックオフ早々、コカ・コーラのアタックがクリタのディフェンスにプレッシャーをかける。ファーストスクラムも完全にコカ・コーラが上回っていた。開始間もない前半5分、コカ・コーラがクリタ陣右サイド22ⅿライン付近からのラインアウトからボールキャリーが抜け出しトライ。コンバージョンも成功し0-7。先制点を献上してしまう。とにかく前半のクリタに前節の戦いが表現できていない。とにかくペナルティの反則が目立ち、その数前半10分までに5個。その後11分にコカ・コーラがクリタ陣左サイド22ⅿライン付近でのスクラムから優位に進め、左中間にトライ。コンバージョンも難なく決め0-14、そして15分にはコカ・コーラは自陣から左右にボールを展開し、クリタディフェンスを圧倒。左隅にグラウンディングし3つ目のトライを奪い(コンバージョンは失敗)、0-19とクリタを引き離しにかかってきた。しかし、ここで吹っ切れたのかクリタのアタック・ディフェンスともにコカ・コーラを制圧するシーンが増えてくる。1対1での勝負を避け、常にダブルタックルで相手のゲインを防ぎ、自陣インゴール手前ではFW・BK一体となってトライを防ぎきる。ようやくクリタに得点シーンが巡ってきた。前半35分、敵陣右サイド22ⅿライン付近、ラインアウトから攻撃を継続。モールで押し込み崩れてできたラックから本村が精度の高いボールをバックスに供給。インゴール手前のラックから藤原に渡り、中央に回り込みトライ。杉森のコンバージョンも決まり7-19、40分を過ぎたあたりでコカ・コーラの選手がサイドラインにボールを蹴りだし前半終了となる。

 後半はクリタ・菅沼のキックオフで試合が始まる。前半の30分台からの攻撃でリズムをつかみだしたクリタは、後半開始早々の5分に得点チャンスを作り出す。敵陣やや右サイド10ⅿライン少し入ったところで、相手ペナルティでショットを選択。杉森が蹴り放ったボールは、右側のポールにあたり、得点とはならなかった。しかし、前半とはチームが変わったかのように相手を圧倒する攻撃・ディフェンスで虎視眈々と得点シーンを待ち続け、耐える時間が続く。このリズムを継続させたいクリタはリザーブをピッチに投入させ攻撃のリフレッシュを図る。12分に前田、17分にレオンを投入したクリタは後半19分に敵陣インゴールまで攻め込むも痛恨のノックオン。攻撃権を相手に譲ってしまった。何とか耐え抜いていたクリタであったが、後半27分にコカ・コーラがハーフウエイライン付近のスクラムから左に展開しバックスが走り切ってトライ。コンバージョンも成功させ7-26と得点差を広げてきた。反撃をするしかないクリタは32分に残りのリザーブ3人をグラウンドに投入しチャンスを探りにかかる。そして後半41分、敵陣インゴール手前付近の連続したラックからレズリー・メイキンがポール下に飛び込みトライ。杉森のコンバージョンも成功し14-26とする。ここで試合が終了にならず、残り1分にも満たないが試合が継続される。コカ・コーラの試合再開のキックオフボールをクリタがマイボールを保持し、自陣10ⅿライン奥からトムが大きくゲインする。敵陣左サイド22ⅿライン付近で相手ディフェンスとのマッチアップを避け、中央に走りこんできたベンにパスをするものの、キャッチできずに得点まで至らなかった。その後コカ・コーラがサイドラインにボールを蹴りだし万事休す。レフリーの笛がノーサイドの合図となり勝利することができなかった。前半犯したクリタのペナルティは8個、しかし後半は3つにとどめ攻撃のリズムを維持してきたが逆転することまでいかなかった。2連勝とはならなかったクリタであったが、自分たちが目指すラグビーを試合で表現できればどんな強い相手であろうとも勝利することは可能だと思ったに違いない。今日の試合はシーズン途中に加入したジャマソン・ファナナシュルツもこれからが楽しみに感じさせるプレーをしてくれた。主力がケガで出場できない中、ここぞとばかりにアピールする選手の活躍に、まもなく復帰する主力もエナジーリミット100%を超えるモチベーションになっているだろう。敵地でありながら多くの関係者やファンが集結してくださり、多くの勇気をもらった栗田工業ウォーターガッシュ。来月7日に東京・秩父宮ラグビー場で行われる釜石戦に焦点を当てるのではなく、日々の練習からクリタラグビーの精度を高めることが必要であろう。そんなことをわかりきっている選手たちのプレーに次節以降の試合に注目して欲しい。



試合後コメント
山田紘也監督

前半犯した反則の数が今日の敗戦を物語っていますね。もっと自信を持っていいと思います。相手は身体も大きいですし、最初の10分にエナジー注いて向かってきました。私たちも今までやってきたことを忠実に表現できていれば、決して防ぎきれなかった相手のアタックではないと思います。後半からは徐々に自分たちの目指しているラグビーの形に近づいてきましたので、相手にプレッシャーを与え続けられペナルティを誘えたんじゃないかと思います。今日は負けてしまいましたが、決して勝利出来ない相手ではなかったと思います。要所要所で精度を高められたら逆転だってあり得た試合だと思いました。細かい部分のイメージとそのイメージを発揮させる準備、ここにフォーカスしていきたいですね。(新加入のジャマソン選手について)まだ、チームに合流して時間が経過していないので、チームにフィットしきれていませんが、彼なりに自分の持っているプレーをしてくれました。(次節に向けて)次の試合まで2週間あります。今日出た課題に向き合って、もう一度自分たちが目指すラグビーのシステムを理解し表現すること、あとはディフェンスに注力していきたいと思います。

中尾光男ゲームキャプテン

前半の規律の部分が全てです。先週出来ていたところが今日の試合ではうまくいきませんでしたね。ダブルタックルすべきところで1対1となり、大きくゲインされディフェンスが戻り切れずにトライを許してしまう感じでした。しっかりアップから集中できていましたが、ちょっとしたところで決め事ができずに、相手のプレッシャーをもろに受けてしまいました。後半に向けて前半の残り10分くらいから自分たちのラグビーが表現できていたので、しっかり継続させることと準備したことを出そうと共有しました。この認識がチーム内で共有できたから後半は7点に抑えられたと思います。(次節に向けて)釜石さんはとても素晴らしいチームで調子も良いはずです。でも自分たちのラグビーがしっかり出せれば相手関係なく圧倒できるチームです。1週間空きますので、今までやってきたことを確認しあっていきたいと思います。

水野拓人選手

最初の3本のトライを許した時間帯がもったいなかったです。しっかり準備はしてきたものの、その失点した時間帯はチーム自体が浮足立っていたのかもしれません。後半を迎えるハーフタイム時にバックスはエリアを獲り、前半は常に自陣でのプレーが多かったので敵陣でのプレーを増やすこと、またディフェンスでは1対1にならずに常にサポートを意識したディフェンスを心掛けることをチームで共有してから互角の戦いができたと思います。(次の試合に向けて)結果も大切ですが、自分たちが出来ているところ、出来ていないところをこの1週間で把握し修正を図って上を目指していきたいと思います。

杉森健太郎選手

最初の前半15分までに取られた19点が全てです。相手のフィジカルに圧倒されてしまった時間帯でした。もともと相手がワイドに展開してくるだろうと思っていましたが1対1のシチュエーションが続き、相手のオフロードパスが継続され得点を許してしまいました。その後はしっかりロースコアで展開出来ていただけに悔やまれる時間帯でした。個人的にキックの精度をもっと高めてフォワードを楽にさせてあげなければならないですね。バックスで準備していたサインプレーもありましたがフォワードに頼りすぎたプレーが多かったので、そこは次節以降修正していきたいです。次は1週間空いて釜石戦です。今日の入りの15分で出た課題を修正し、逆に圧倒できるラグビーをしていきたいと思います。

レズリー メイキン選手

最初の入りがゆっくりし過ぎていましたね。でも時間の経過につれ徐々に自分たちのラグビーに自信がつき始め、プラン通りに戦えたかなと思います。自身のプレーはまあまあだったのかなと思います。チームに対してインパクトを与えるために今日のメンバーに入ったと思いますので、そのミッションは遂行できたのかなと感じています。今日の試合はポジティブな負けだと思いますし、今日の試合を機に調子を上げていきたいと思います。そして今日も多くのファンの声援が私たちのプレーの後押ししてくれました。本当に感謝しています。次の試合も試合会場に足を運んでいただき、たくさんのご声援をよろしくお願いします。



戻る