League: 2019春のオープン戦

VS 清水建設ブルーシャークス

2019.06.01

2019春のオープン戦
2019
粟田工業昭島グラウンド(東京)
T G PG DG DG PG G T
1 1 0 0 07 前半 21 0 0 3 3
2 2 0 0 14 後半 5 0 0 0 1
3 3 0 0 21 合計 26 0 0 3 4

登録選手・リザーブ選手

個人得点

選手名 ポジション T G PG DG
タマティ エリソン CTB 1 0 0 0
杉森 健太郎 FB 2 0 0 0
忽那 鐘太 SO 0 3 0 0

スターティングメンバー

選手名 ポジション
小山 翔也 PR
栗原 良多 HO
徳山 孝志 PR
中村 謙吾 LO
ジェイコブ エリソン LO
平野 和飛人 FL
丸山 尚城 FL
ワイクリフ パールー No.8
本村 旨崇 SH
忽那 鐘太 SO
坂本 英人 WTB
中島 拓也 CTB
タマティ エリソン CTB
ベン ポルトリッジ WTB
杉森 健太郎 FB

リザーブメンバー

選手名 ポジション
前田 篤志 FW
佐藤 慶 FW
梶原 瑛 FW
出渕 賢史 FW
金 亨志 FW
平井 伸幸 FW
長谷川 新波 BK
水野 拓人 BK
レオン エリソン BK

レポート

試合レポート

先週の三菱重工相模原戦の勝利をそのままに勢いをつけていきたいウォーターガッシュ。この春のオープン戦最後の試合も勝利で飾り、カップ戦に弾みをつけたいところ。この試合は、昨シーズントップイーストを全勝で勝ち上がり、トップチャレンジリーグとの入替戦で勝利した清水建設ブルーシャークスとの一戦。カップ戦の最終戦で戦う相手でもあり、今秋から始まるリーグに所属している相手だけに何としてでも勝利しなければならない。

前半はウォーターガッシュのキックオフで試合がスタートした。開始から自陣でのプレーが続き、清水建設のディフェンスに安易なペナルティを犯し、敵陣22ⅿラインをなかなか超えることが出来ない時間が続く。試合が動いたのはキックオフのホイッスルが鳴ってから14分、清水建設が栗田陣のインゴール手前まで攻め込みラインアウトからモールを形成し、そのまま押し込まれトライ。コンバージョンも決まり先制点を許してしまう。先週ほどの暑さは感じないが、非常に蒸し暑い気温で選手の体力を奪っていき、ボールがなかなか手につかない状態で刻々と時間だけが経過していく。ウォーターブレイクをはさみウォーターガッシュもチャンスを作っていく。前半25分、敵陣左サイドゴール前5mライン付近でスクラムを組み、本村から忽那→坂本→タマティと右に展開。タマティが相手のディフェンスを個人技でかわし、最後はゴールポスト下にトライ。忽那のコンバージョンも成功し同点に追いつく。ここから勢いをつけて攻め込みたいところだがリズムをつかめずにいると、清水建設に反撃を許してしまう。敵陣ゴール手前まで攻め続けたウォーターガッシュのボールをターンオーバーし栗田陣奥深くまでビッグゲイン。栗田ディフェンスを振り切ってトライ、コンバージョンも成功され7-14。前半終了間際にもラインアウトからモールで押し込まれ7-21で前半を終える。

後半はウォーターガッシュの反撃で主導権を握る。後半6分、佐藤が自陣ゴール前から一気に敵陣22mライン付近までビッグゲイン。ラックからタマティ→杉森とつなぎ杉森が中央に回り込みトライを奪う。その後15分、22分と敵陣ゴール前まで攻め込みチャンスを掴みかけるが相手のディフェンスや自身のミスで得点を積み重ねることが出来ない。見ている人も歯がゆさを感じるシーンが続くが、後半33分、またしても杉森が闘志あふれるプレーでトライ。忽那のコンバージョンも決まり同点に追いつく。しかし、杉森のトライから4分後、清水建設にトライを許してしまい5点差のビハインド。1トライ1ゴールで逆転できるウォーターガッシュだが、自陣でのディフェンスが続き、ラックの中で出渕が出血を伴う右ひざを負傷してしまう。また水野が同時刻に脳震盪を起こし、満身創痍のウォーターガッシュだが最後まであきらめないプレーが続く。そして後半44分、自陣中央10mライン付近から丸山が抜け出し大きくゲイン。フェイズを重ね敵陣ゴール前5mライン付近まで攻め込むもノックオンで万事休す。ノーサイドの笛がなり21-26で敗戦してしまった。これで春のオープン戦は1勝2敗で終え、6月22日からはじまるトップリーグカップ戦に挑む。春から取り組んできた内容を確認しつつ、昨シーズンにほとんど試合に出場していない選手を多く起用してきた。安易なペナルティから失点を許してしまう課題を残し、残りの3週間をどう過ごしていくか。チームに問われる問題点を選手一人ひとりが認識をして戦っていきたい。決して満足のいくオープン戦ではなかったが、下を向くことは一切ない。チャレンジャーとして強豪チームに栗田ラグビーを見せつけていきたい。

試合後コメント
山田紘也監督

同じリーグに所属するチームですし、練習試合とは言えどもこの敗戦は非常に悔しいですね。お互いなかなかリズムが掴めず、混とんとした時間が続いていた要因は、栗田も清水さんもお互いを強く意識しているからだと思います。多くの選手を試合に出場させているせいなのか、戦術の部分での共有ごとが定まっていないですが、これからスピード感あげて修正していきたいです。しかし、BKのコミュニケーションだったりと昨シーズンを上回る活躍を見せてくれている選手もいるので、これから期待したいところです。まずは相手どうこうではなく、自身の足元をしっかり見据えて、やるべきことをシンプルにこなしていきたいと思います。

中島拓也キャプテン

先々週同様、ペナルティで自滅してしまった試合でした。特に前半はペナルティが直接失点につながってしまいましたね。この春のシーズンは、たくさんの選手が出場していまので、80分間統一されたコミュニケーションがとり続けられないのはわかっていますが、簡単なところでのサインミスだったり、コミュニケーション不足だったりと選手によっては意識の差が出ているのかなと思います。これから試合を重ねていくにつれ、けが人も出てくると思います。誰がいないからどうこうではなく、誰が出てもチームとして同じクオリティのラグビーができないと「トップ3(今シーズンの目標)」になれないと思います。下旬からスタートするカップ戦では、初戦に限らずトップリーグのチームと試合ができますので、しっかりチャレンジして良い試合をしていきたいと思います。

杉森健太郎選手

今日の試合を振り返って、規律の部分が甘かったのかなと思いますし、統制が取れていませんでした。相手陣に攻め込んではボールを奪われ、ディフェンスするといった時間が多くリズムがつかめない試合展開だったと思います。(後半の2トライに対し)相手のディフェンスが崩れかけている時間に、栗田のアタックにリズムが生まれてきて、外にいる僕にボールが運ばれてきたので、トライできるシチュエーションになったんだと思います。今のチームは安易なペナルティを犯してしまうことが課題だと認識しています。そこをカップ戦までの3週間で修正できるように取り組み、トップリーグとの試合ではチャレンジし続けられるように頑張りたいと思います。

長谷川新波選手

チーム自体スロースタートで、もっと前半からアタックしても良い時間に攻め切れていない気がしています。僕自身、途中から試合に出させていただいている中でフォーカスしているところがテンポを上げるところなんです。そこの部分はしっかり出来ているんじゃないかと思います。(勝ちきれない要因は?)やはり規律の部分だと思います。前半からペナルティが多く、コミュニケーション不足から与えてしまっているペナルティがあるために勝ちきれないでいるのではないかと思います。(次の試合に向けて)自身がしっかりプレーすればチームに勢いを与えることが出来ると思います。今ものすごく楽しんでラグビーに向き合えているのでトップリーグに所属しているチームとの試合が楽しみです。

佐藤慶選手

(試合を振り返って)自分自身、まだまだ納得のいくプレーが出来ていないです。ボールキャリーは良かったのですが、僕自身ディフェンスに課題があるので、そこの部分を修正していかなければならないと感じさせられた試合でした。フッカーといてチームに貢献していきたいのですが、高めなければならないことが多く課題だらけです。入社して二カ月が過ぎましたが、こんなに仕事とラグビーの両立が大変だと思っていませんでしたが、先輩方の姿をしっかり見ながら、チームに会社に貢献できる選手になれるよう頑張っていきます。そして、カップ戦では一戦一戦が勝負なので勝利できるようにチームに貢献したいです。

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vs

VS三菱重工相模原ダイナボアーズ

2019.05.25

2019春のオープン戦
2019
粟田工業昭島グラウンド(東京)
T G PG DG DG PG G T
1 0 0 0 5 前半 17 0 0 1 3
5 5 0 0 35 後半 14 0 0 2 2
6 5 0 0 40 合計 31 0 0 3 5

登録選手・リザーブ選手

個人得点

選手名 ポジション T G PG DG
平井 伸幸 FL 1 0 0 0
レオン エリソン FB 1 5 0 0
ワイクリフ パールー No.8 1 0 0 0
ベン ポルトリッジ WTB 1 0 0 0
水野 拓人 CTB 1 0 0 0
栗原 良多 R 1 0 0 0

スターティングメンバー

選手名 ポジション
金 亨志 PR
佐藤 慶 HO
徳山 孝志 PR
中村 謙吾 LO
ジェイコブ エリソン LO
平野 和飛人 FL
平井 伸幸 FL
ワイクリフ パールー No.8
大政 亮 SH
タマティ エリソン SO
濱副 慧吾 WTB
中島 拓也 CTB
水野 拓人 CTB
ベン ポルトリッジ WTB
レオン エリソン FB

リザーブメンバー

選手名 ポジション
梶原 瑛 R
栗原 良多 R
福田 貴大 R
丸山 尚城 R
諏訪 弘樹 R
本村 旨崇 R
長谷川 新波 R
坂本 英人 R
杉森 健太郎 R

交代・入れ替え

選手名 ポジション

レポート

試合レポート

先週のヤクルトレビンズ戦の敗戦から立て直しを図りたいウォーターガッシュ。この春のオープン戦は勝敗だけでなく、多くのメンバーを起用し試合に出場させ、経験させたい時期でもある。今週は昨シーズントップチャレンジリーグからトップリーグに昇格した三菱重工相模原ダイナボアーズを昭島グラウンドに迎い入れ、4月から取り組んできた内容、スキルを真正面からぶつけてチャレンジャーらしい試合を繰り広げたいところ。

前半は、先週同様ウォーターガッシュのトライから試合が動いた。キックオフの笛が鳴り、自陣でのディフェンスが続いたが前半6分、敵陣左サイド10ⅿラインを超えたあたりのマイボールスクラムからワイクリフパールーが敵陣奥深くまでゲイン。ラックから平井伸幸が抜け出しトライを奪い先制点をあげた。このままこのリズムでアタックを継続したいところだが安易なペナルティを繰り返し、なかなか得点差を広げることができない。反対に三菱重工の反撃を受け続け、15分には自陣ゴール前5ⅿ付近の相手ラインアウトから大きく左に展開されトライを奪われる。その5分後、直前の失点と同じようなシチュエーションでラインアウトからラック、左に展開され中央にトライを許し、コンバージョンも決められる。何とかリズムを取り戻したいところだが、自陣でのディフェンスが続き、インゴール付近まで攻め込まれるも大政亮のタッチキックなどでピンチを防ぎ追加点を与えない。しかし、39分に自陣でのマイボールラインアウトを三菱重工に奪われトライを許してしまい5-17で前半を終える。

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first-half_00002

後半は三菱重工のキックオフで試合がスタート。相手キックオフボールをマイボールにすることができず、ピンチを招いてしまう。開始早々の後半3分、自陣ゴール前ラインアウトから攻め込まれトライを許し5-24と得点差を広げられてしまう。しかし、この嫌なムードを断ち切ってくれたのがエリソン三兄弟の長男、タマティエリソンだ。後半8分、スクラムからの攻撃でタマティエリソンがゲインし、ワイクリフパールーにつなぎ左中間へトライ。このトライからウォーターガッシュが息を吹き返す。14分には敵陣奥深くまで攻め込むも細かいミスで得点シーンを演出できずにいたが、17分にベンポルトリッジが大きくゲインしてレオンエリソンにつなぎトライ。その3分後、レオンエリソンのトライを演出したベンポルトリッジが、今度は自身のスキルで相手ディフェンスを寄せつけず右中間にトライ。レオンエリソンのコンバージョンが決まり逆転に成功した。この日の気温は30度を超える真夏日、相手の集中力を欠いたプレーを逃さずマイボールを維持し続けた。そして後半26分に水野拓人が相手のミスしたボールをターンオーバーし、そのまま走り込みトライ。35分には敵陣インゴール手前でのラック攻撃で栗原良多がラックサイドを突きトライ。後半だけで5トライを奪い勝利を確実なものにした。その後1トライ1ゴールを許し40-31まで得点差を縮められたが見事勝利し、今シーズン初勝利をトップリーグチームから奪った。来週は3週連続で続くオープン戦の最終戦。今シーズントップチャレンジリーグに昇格してきた清水建設ブルーシャークス。あくまでも春のシーズンは結果より内容を重視していきたいが多くのファンを迎えての勝利はチームに勢いをつけてくれる。来週も勝利してトップリーグカップに臨みたい。

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試合後コメント
山田紘也監督

先週の課題でもあったディフェンスを今週はフォーカスして練習してきたことが活かされた内容でした。しかし、安易なペナルティがまだまだ多いので、その部分は継続して修正させていきたいと思います。ただ特別なことをするのではなく、シンプルに取り組むだけなので、今週を振り返り来週に臨みたいですね。また今日の試合でフォーカスしていた1つに、最初の前半の10分に前にあがろうと選手たちに伝えていました。そのことをしっかり選手たちは動いてくれ、その後のプレーも継続させてくれていたことが勝因の一つなのかなと思います。春から取り組んできたことが徐々にフィットしてきている感覚はありますが、この勝利に甘んじることなくもっと上を見据えていきたいと思います。(次戦に向けて)清水建設さんは今シーズン同じリーグで戦うチームです。恐らく全力で栗田を倒しにくると思いますが、しっかり相手の思いを受けて立ち、必ず勝利したいと思います。

中島拓也キャプテン

(試合を振り返って)まずは勝てて良かったと思います。今日の試合で特別なことをした訳でもなく、至ってシンプルにディフェンスすることやボールキャリアが前に出ることをチーム認識をもって戦うことができたと思います。ただ、安易なペナルティがあったことが反省ですね。前半に失点を重ねたのはペナルティからなので、そこをしっかり防ぎきれば後半のようにリズム良く攻撃でき、得点を積み重ねることができるし、その部分は選手の誰もがわかっていると思います。(来週に向けて)相手どうこう、勝ち負けがどうこうよりも今まで継続してきていることが出せるかだと思います。来週も継続して今やるべきことを練習から取り組み続けていきたいと思います。

水野拓人選手

(試合を振り返り)重工さん、強いなぁって、それが率直な気持ちです。FWもBKも受けに回るシーンが前半は多くありました。しかし、後半になってディフェンスでも前に出ることができ、アタックのときはしっかりシステムのところで早いコールができセットできたことで相手にプレッシャーを与えられましたね。2人目3人目の寄りが速く、リズム感が良くトライを連続して奪うことが出来たんじゃないかって思います。(途中スタンドオフにポジションチェンジしたことについて)練習から取り組んでいるポジションなので、フィットさせられたんじゃないかと思います。タマティからアドバイスを受けてきたので、しっかり機能していたと思います。まぁ何よりFWが良かったと思います。(清水建設戦に向けて)下から昇格したチームではありますが、非常に良いチームだと思います。格下だからとかどうこうではなく、今日みたいに自分の仕事を正確にやることを意識していきたいと思います。

栗原良多選手

今日の試合はセットプレーからのアタックなど、自分たちのやりたいことが出来ていた時間が多く、FW全体がしっかり機能していたと思います。個人的にも良かったと思いますが、しっかりとチームの戦術を全員が認識していたので、サポート役おかげで理想的なプレーができたんじゃないかと思います。チーム全体が良かったので勝利できたと思いますが、まだまだ満足はしてはいけないですね。今日の試合で課題としてあげるとしたら、疲れたときのプレー精度や、ディフェンスの時間が続いているときに、しっかりとチームメンバーが共通認識を持ってプレーしなきゃいけないことです。試合で出た課題は練習から継続して取り組んでいきたいと思います。(声援を送ってくれるファンに向けて)来週もセットプレーからの得点だったり、今日のようにチーム一つになって栗田のラグビーを常に追求していきますので引き続き応援よろしくお願いします。

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vs

VS ヤクルトレビンズ

2019.05.18

2019春のオープン戦
2019
粟田工業昭島グラウンド(東京)
T G PG DG DG PG G T
2 1 0 0 12 前半 12 0 0 1 2
3 2 0 0 19 後半 22 0 0 1 4
5 3 0 0 31 合計 34 0 0 2 6

登録選手・リザーブ選手

個人得点

選手名 ポジション T G PG DG
濱副 慧悟 WTB 1 0 0 0
平井 伸幸 FL 1 0 0 0
坂本 英人 WTB 1 0 0 0
杉森 健太郎 PR 1 0 0 0
ベン ポルトリッジ PR 1 0 0 0

スターティングメンバー

選手名 ポジション
梶原 瑛 PR
栗原 良多 HO
徳山 孝志 PR
中村 謙吾 LO
福田 貴大 LO
丸山 尚城 FL
平井 伸幸 FL
ワイクリフ パールー No.8
長谷川 新波 SH
忽那 鐘太 SO
濱副 慧悟 WTB
中島拓也 CTB
レオン エリソン CTB
坂本 英人 WTB
杉森 健太郎 FB

リザーブメンバー

選手名 ポジション
小山 翔也 FW
金 亨志 FW
諏訪 弘樹 FW
佐藤 慶 FW
平野 和飛人 FW
大政 亮 BK
水野 拓人 BK
タマティ エリソン BK
ベン ポルトリッジ BK

交代・入れ替え

選手名 ポジション

レポート

試合レポート

2019年シーズンがスタートした。平成から令和に元号も変わり、新たな歴史を刻むにはオープン戦であっても勝利を飾りたいところ。今日の試合は今シーズンよりチームに加入したニューフェースが躍動してウォーターガッシュに勢いをつけてくれるはずだ。
前半は、ウォーターガッシュの得点から試合が動いた。キックオフの笛がなり、途切れることがなくヤクルトの攻撃を受けたウォーターガッシュは前半8分、敵陣中央10ⅿライン付近、ラックから右に展開し濱副慧悟が相手ディフェンスを振り切り右中間に先制トライ。新加入のレオンエリソンのコンバージョンも決まり7-0とした。このままの勢いで得点を重ねたいところだが15分と16分に敵陣奥深くまで攻め込むもミスでチャンスを逃してしまう。そして前半20分、ヤクルトのパワープレーに得点を許してしまう。ゴール前でのラインアウトからそのままモールで押し込まれてしまい得点を許してしまう。続けて27分には自陣ハーフウエイライン付近での相手ラインアウトをクイックスローでディフェンス準備が整う前に逆転トライを奪われた。しかし、終了間際ウォーターガッシュが意地を見せる。前半ロスタイムに突入した43分、敵陣左サイドからのラインアウトからラックに展開し平井伸幸がラックサイドを突き左隅にトライ。同点として前半を終える。

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後半は開始早々から試合が動く。後半2分、ウォーターガッシュがハーフウエイライン付近のラック攻撃から左に展開。坂本英人が相手ディフェンスを寄せつけず中央に回り込みトライ。レオンエリソンのコンバージョンも決まり19-12。ここから勢いをつけて点差を広げたいところだが安易に得点を許してしまう。自陣中央ハーフウエイライン付近で相手バックスの個人技で空いたスペースにハイパントキックを自らキャッチ。そのまま中央に走りこまれ同点トライ。後半11分杉森健太郎のインターセプトでトライを奪うも、19分にまたしてもヤクルトのパワープレーで失点。ウォーターブレイクを挟みトライの取り合いになる。後半25分にヤクルトがトライを奪い、その3分後にはウォーターガッシュがサイドライン際を割りそうな相手のタッチキックをタマティエリソンの個人技で自陣にボールを投げ入れ、そのボールを中央にいるベンポルトリッジにつなぎ右隅にトライ。シーソーゲームは後半ロスタイムの攻撃まで続いた。31-34で迎えた後半45分、相手のペナルティで最後のチャンスとなったウォーターガッシュは、敵陣右ゴール前5ⅿラインでスクラムを選択。しかし、相手に押しこまれターンオーバーされ万事休す。2019シーズン初戦を勝利で飾ることができなかった。今日の試合は多くの昭島市民の方々が応援に駆けつけてくれたが勝利を分かち合えなかった悔しさを次週の三菱重工相模原戦にぶつけたい。

Latter-half_00001
Latter-half_00002
試合後コメント

山田紘也監督

初戦なのでチームで試したいオプションが多くありました。しかし一つひとつの細かいプレーだったり、選手のリアクションだったりチームの一体感が欠けていたプレーが多かったですね。安易なペナルティが多く、防げた失点が2本ありましたからこの部分は今後の課題として練習に落とし込んでいきたいと思います。今日の試合前に描いていたラグビーの30パーセントの出来だったと思いますので、選手も今日の試合程悔しいものはないと感じていると思います。しかし、昨シーズン試合に出ていない選手が良いチャレンジをしていたと思いますし、この部分は評価に値する結果だと思います。今日出場した選手が更に試合に出られる準備をしてくれれば、チーム力がもっと上がり良いチームになっていくと感じました。今日の反省点をしっかり修正して来週の三菱重工戦にチャレンジしたいと思います。また本日は昭島市民の皆様をはじめ、社員の方々の応援があり嬉しい限りです。できることならば勝利したかったのですが残念です。これからの一戦一戦チャレンジを続けていきますので、変わらぬご声援よろしくお願いします。

中島拓也キャプテン

(試合を振り返って)どうですかね、悔しいの一言ですね。今日の試合でテーマとして挙げていたことは、今シーズン始まって積み上げた練習の成果の確認でもありました。良いところも悪いところも出た試合でしたので、しっかり週末に反省をして来週以降も試合が続きますので課題を一つずつクリアしていきたいと思います。負け試合ですので、反省点が多いのですが、ディフェンスのシステムを昨年から変更したプレーが出場したメンバーが意識し続けられたと思うので、その部分は良かったのかなと思います。(次に向けて)まずは勝利したいですけど、今やるべきラグビーがチームとしてできるか否かだと思います。勝ち負けにフォーカスするのではなく、細部にわたり妥協せず自分たちが目指しているラグビーができているか、勝敗以上に試合に挑むまでの過程もこだわって追求していきたいと思います。

忽那鍾太選手

80分フルに出場させていただきましたが、自分たちのラグビーが前後半通して満足するプレーができなかったですね。今日はアタックの時間が少なく、ディフェンスでディスプリン(規律)の部分が全然守れていなかったので、この失点につながったと思います。しかし、今日の試合で良かった点は、ターンオーバーからのボールを外に展開してトライにつなげられたことです。今まで練習で積み上げたものなので実践できてよかったと思います。大学のカテゴリーから今シーズン社会人のカテゴリーでのプレーになりましたが、やっぱり試合は楽しいですね。これからもっともっとチームにフィットさせてボールを動かしていきたいと思います。(次週に向けて)常に自分たちはチャレンジャーであることを忘れず、どんなプレッシャーがかかっても練習通りにプレーして、栗田のラグビーを貫いていきたいと思います。

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vs