シーズン: 第1節

「シーズン」の名前ですが、この項目でトップリーグカップなどの「第○節」を管理・設定します。(表示されるページ:試合結果・日程一覧ページ)

VS Honda HEAT

第1節・2019.06.22

ジャパンラグビートップリーグカップ2019 プールA
11:45
熊谷ラグビー場(埼玉)
T G PG DG DG PG G T
0 0 1 0 3 前半 12 0 0 1 2
0 0 0 0 0 後半 21 0 0 3 3
0 0 1 0 3 合計 33 0 0 4 5

登録選手・リザーブ選手

個人得点

選手名 ポジション T G PG DG
タマティ エリソン CTB 0 0 1 0

スターティングメンバー

選手名 ポジション
金 亨志 PR
前田 篤志 HO
徳山 孝志 PR
中村 謙吾 LO
ジェイコブ エリソン LO
平野 和飛人 FL
平井 伸幸 FL
ワイクリフ パールー No.8
大政 亮 SH
忽那 鐘太 SO
中島 拓也(C) WTB
水野 拓人 CTB
タマティ エリソン CTB
杉森 健太郎 WTB
レオン エリソン FB

リザーブメンバー

選手名 ポジション
栗原 良多 R
小山 翔也 R
梶原 瑛 R
佐藤 慶 R
諏訪 弘樹 R
長谷川 新波 R
本村 旨崇 R
河野 友希 R

交代・入れ替え

後半00分 前田 篤志 → 栗原 良多
後半10分 金 亨志 → 小山 翔也
後半10分 平井 伸幸 → 佐藤 慶
後半13分 タマティ エリソン → 河野 友希
後半22分 大政 亮 → 長谷川 新波
後半28分 徳山 孝志 → 梶原 瑛
後半28分 ワイクリフ パールー → 諏訪 弘樹

レポート

試合レポート

9月から開催される「ラグビーワールドカップ2019日本大会」の関係で、通常のシーズンと異なる公式戦「ジャパンラグビートップリーグカップ2019」が本日より開催。トップリーグ(以下TL)16チームに加え、トップチャレンジリーグ(以下TCL)の8チーム、合計24チームが4つのプールに分かれ、7週間にわたって戦いが繰り広げられる。我がウォーターガッシュはプールAで第1節は昨年TL9位のHonda HEATと埼玉・熊谷ラグビー場で戦った。

前半はホンダのキックオフで試合開始。開始早々クリタが敵陣奥深くまで攻め込む。相手ディフェンスが整う前に攻撃のフェイズを重ね、SH・大政のテンポの良い球出しからインゴールに攻め込むも相手のディフェンスのプレッシャーからトライを奪うことが出来ない。しかし、相手陣での連続攻撃に熊谷ラグビー場に詰めかけた多くのクリタファンは、先制点を期待せずにいられないほど大半の時間をホンダ陣でプレーを続けた。試合が動いたのはホイッスルが鳴ってから16分後、ホンダがゴールライン手前のラインアウトからモールで押し込みトライ。その6分後、またしてもホンダにトライを奪われる。ちょっとしたディフェンスの隙をつかれてのトライだけに、まだまだ逆転も狙える得点差だ。ただ、圧倒的に相手のディフェンス力にクリタのアタックはことごとく跳ね返されてしまう。ワイクリフのアグレッシブなプレーにホンダFW陣も熱くなり、エキサイトする場面も見え、またウィングの杉森、スタンドオフの忽那のキックが冴えわたり、主導権を握ったラグビーを展開していった。そして、ようやくクリタにもチャンスが訪れる。前半34分、敵陣中央22mライン手前で、相手のペナルティからタマティがペナルティーゴールを成功させる。正確なキックがポール中央に綺麗な放物線を描き3点を奪う。その後も常に敵陣でプレーをし続けるものの次の得点が奪えず3-12で前半を終える。

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後半はレオンのキックオフで後半の40分がスタート。開始6分、杉森のタッチキックがサイドラインに出ずに相手がキャッチ。そのボールをバックスに展開しトライを奪われ、追加点を許してしまう。何とか失点を食い止めたいクリタは、後半10分と13分にリザーブから小山と佐藤、そして河野のニューフェイスを出場させリズムを変えに出た。しかしホンダの攻撃を前半から受けてきたクリタは、ディフェンスする体力が落ち始め、後半14分にTMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)のビデオ判定の末にトライを許し3-26と得点差を広げられてしまう。なんとかしてこの流れを食い止めたいクリタは、後半22分に大政から長谷川にスクラムハーフをチェンジ。しかし前半から続けてきた激しいコンタクトからクリタの体力が続かなくなり、後半24分にハーフウエイライン付近から大きくゲインを許し、相手の個人技でクリタのタックルをかわして中央にトライを許す。このままで終われないクリタは終了間際の5分間、前半の勢いを取り戻し、相手陣に攻め込んでいく。後半途中から激しい雨に見舞われ、ボールが手につかなく、ホンダも細かいミスを連発。取り切れず、攻めきれないクリタの攻撃で刻々と時間だけが経過していく。終了のホーンが鳴る中、クリタの最後のトライチャンスも相手の激しいタックルからボールをこぼしターンオーバーされ万事休す。3-33となりカップ戦初戦を勝利で飾ることが出来なかった。けどチームに悲壮感はまったくない。収穫もたくさんあった今シーズン最初の公式戦となった。5週連続で続くカップ戦期間中では、やれることも限られてくる。トライアンドエラーの精神で常にチャレンジし続けていけば、ジャイアントキリングも夢ではない。次節は来週土曜日(6月29日)に秩父宮ラグビー場で日野レッドドルフィンズとの戦いが準備されている。貪欲にクリタWAYを貫き、勝利を目指していきたい。

試合後コメント
山田紘也監督

(長い沈黙が続く)やっぱりフィジカルの差があったと認めざるを得ない試合でした。前半の最初の10分間で得点出来なかったことは非常に悔しいですね。今回のカップ戦は、日ごろ対戦出来ないTLチームと戦えることに感謝しています。またこんなにも素晴らしいスタジアム(熊谷ラグビー場)で試合が出来る喜びをどんどんチームとして経験して、ステップアップしていきたいと思います。敗戦したゲームではありましたが、忽那(鐘太:スタンドオフ)のキックや平野(和飛人:フランカー)のアタックは良かったと思います。また今まで控えで出場することが多かった中村(謙吾:ロック)に関しては、80分間フルにプレー出来たことは収穫です。来週以降の戦いもターゲットをシンプルに定めて、当たり前のことをしっかりこなしていく1週間にして準備していきたいと思います。

中島拓也キャプテン

人数ギリギリのチーム状態の中、試合中もポジションチェンジを重ねた内容でしたが、最低限うまく戦えたのかなと思います。前半の40分間はアタックもディフェンスもチームの強みが出せたと思いし、TLの強い相手でもしっかり戦えるとメンバー自身が思えたと思います。あとは失点シーンの部分の課題として、チームの規律が守られていないペナルティを献上してしまっているので、改めて反省し見直していきたいと思います。強いチームと互角以上の戦いをするためには、個人スキルをゲームで出すのではなく、チーム組織で戦っていかなければならないと思いますし、しっかりコミュニケーションを図っていきたいです。(次に向けて)相手がどこだとか気にせず、毎回言うようにシンプルに考えていきます。1戦1戦丁寧に戦っていきたいですし、今回の課題を整理して準備を怠らないようにしていきたいです。

ワイクリフ パールー選手

試合の入りはすごく良かったと思います。ただ、細かいミスが失点につながっているので、プレーの質が相手チームより劣っていたんだと思います。僕の仕事は常に接点に絡んで、アグレッシブにプレーすることです。今日はその仕事が良く出来ていたと思いますし、これからどんどん良くなっていくと思います。また、今日の試合は若いメンバーに良い経験が得られた試合だったと思いますし、所々でよいプレーが光っていたんじゃないかと感じています。(次の試合に向けて)自分たちのプレーに集中するだけです。相手どうこうではなく自分たちが掲げている戦術の継続させる時間を試合ごとに増やしていければ良いんじゃないかと思いますし、おのずとチームもどんどん良くなっていくと思います。

大政亮選手

前半は良い形で攻めることが出来、ゲームもクリタがコントロールしていたと思います。しかし、後半になるにつれて疲れが出始めたころに失点を重ねてしまいました。やはりTLのチームとの戦いは、いつも以上のコンタクトが継続されていると思いますので、力の差を痛感させられました。個人的には前半10分までの攻撃リズムを継続させられなかったこと、そして何より攻め続けられている10分でトライまで持っていけなかったことが反省です。(次の試合に向けて)1週間のサイクルで大きく変えることは難しいと思います。しかし、今日良い課題ができたと思いますので、来週月曜日のチームミーティングで反省して、日野戦に向けて準備していきたいと思います。

中村謙吾選手

負けてしまいましたが良い試合が出来たんじゃないかと思います。ディフェンスラインのアップだったり、チームディフェンスの質だったりとクリア出来て反面、後半まで継続させられなかったのが反省です。また個人的にはコーチや先輩方から指摘されている部分をクリアできていると実感しています。しかし、怪我人が出ているから自分自身が試合に出場できていることも理解しなければならないです。周りからそうやって思われないように、僕自身を起用したいと思われるプレーを続けていきたいです。(次に向けて)今までできなかったことが今日出来た、今日出来なかったことは次の試合で出来るようにしたいです。多分、この繰り返しだと思います。また毎週試合が続く中、1週間でワークレートを上げることはできないと思いますから、日々行っている練習の精度を高めて、次の試合に勝利出来るよう準備していきたいと思います。

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vs

VS NTTドコモレッドハリケーンズ

2018.09.09

2018ジャパントップチャレンジリーグ1stステージ 第1節
2018
秩父宮ラグビー場(東京)
T G PG DG DG PG G T
2 1 0 0 12 前半 24 0 0 2 4
1 0 0 0 5 後半 29 0 0 2 5
3 1 0 0 17 合計 53 0 0 4 9

登録選手・リザーブ選手

個人得点

選手名 ポジション T GK PG DG
平井 伸幸 PR 1 0 0 0
藤原 慎介 PR 1 0 0 0
前田 篤志 PR 1 0 0 0
タマティ エリソン PR 0 1 0 0

スターティングメンバー

選手名 ポジション
金 亨志 PR
西山 直孝 HO
今村 光希 PR
川瀬 大輝 LO
ジェイコブ エリソン PR
藤原 慎介 LO
平井 伸幸 FL
本村 旨崇 SH
タマティ エリソン PR
杉森 健太郎 WTB
太田 光一 CTB
中島 拓也 CTB
ベン ポルトリッジ WTB
山崎 真二 FB

リザーブメンバー

選手名 ポジション
梶原 瑛 PR
前田 篤志 HO
徳山 孝志 PR
アレックス トゥーリス LO
丸山 尚城 FL
黒田 寛人 FB
菅沼 神兵 SO
坂本 英人 WTB

レポート

栗田工業は今年度チーム強化に向けて様々改革(グラウンド移転・新外国人選手の加入・メンタル強化等)に取り組んだ。全ては5年後のトップリーグ昇格するためだ。
このトップリーグへの挑戦へ、今の力を図るには絶好の相手を2018年度初戦に迎えることができた。NTTドコモレッドハリケーンズ。昨シーズンまでトップリーグに所属し、日本代表やサンウルブス(世界最高峰ラグビーリーグ)で活躍する選手も在籍している。トップリーグを目指す栗田が越えなければいけない敵である。

前半立ち上がりにドコモのプレッシャーを受け、4、8、16分と立て続けにトライを奪われる。このままドコモペースで試合が進むかと思われた。ここから栗田の反撃が始まる。3トライ後のキックオフで(14)ベンポルトリッジが素早い出足でプレッシャーをかけ、相手のノックオンを誘う。マイボールスクラムからFWがじりじりと前進し、最後は(7)平井伸幸がトライ。

栗田の反撃は続き、相手ボールラインアウトが乱れ、(8)ワイクリフパールーがボールを奪取。左に展開、空いたスペースに(11)杉森健太郎が走りこみ(10)タマティエリソンが絶妙なパスで大幅にゲイン。このプレーで相手が反則を誘った。その後、ラインアウトを選択し、(6)藤原慎介が見事に相手の想定する逆のスペースをつきトライ。
このまま栗田ペースに持ち込めるかと思われたが、前半終了間際、不用意なプレーで相手にチャンスを与えてしまい、カウンターからトライを与えてしまった。

後半立ち上がりも、前半同様にドコモに立て続けにトライを奪われ、スコアを大きく離された。
一矢報いたい栗田は後半14分、敵陣22mからのラインアウトモールを力強く押し、(17)前田篤志がトライ。しかし、この後、ドコモに立て続けにトライを奪われ、53ー17で敗戦となった。

8)ワイクリフ、(10)タマティと新加入選手が躍動し、栗田の選手達は精一杯グランドで体を張り続けたが、ドコモには及ばなかった。トップリーグへの挑戦は生半可な道ではないということが再認識することができた。今日の反省を生かし、これからも挑戦を続けていきたい。

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vs