2022.4.30
T | G | PG | DG | 計 | 計 | DG | PG | G | T | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 前半 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 後半 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 合計 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
「シーズン」の名前ですが、この項目でトップリーグカップなどの「第○節」を管理・設定します。(表示されるページ:試合結果・日程一覧ページ)
2022.4.30
T | G | PG | DG | 計 | 計 | DG | PG | G | T | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 前半 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 後半 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 合計 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2022.01.23
T | G | PG | DG | 計 | 計 | DG | PG | G | T | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 前半 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 後半 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 合計 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2021.02.28
T | G | PG | DG | 計 | 計 | DG | PG | G | T | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 2 | 0 | 6 | 前半 | 26 | 0 | 0 | 3 | 4 |
1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 後半 | 26 | 0 | 0 | 3 | 4 |
1 | 0 | 2 | 0 | 11 | 合計 | 52 | 0 | 0 | 6 | 8 |
ポジション | 選手名 | T | G | PG | DG | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
SO | アンドリュー・ディーガン | 0 | 0 | 2 | 0 | ||
HO | 栗原 良多 | 1 | 0 | 0 | 0 |
ポジション | 選手名 | ||
---|---|---|---|
PR | 小山 翔也 | ||
HO | 北條 耕太 | ||
PR | レズリー・メイキン | ||
LO | 中尾 光男 | ||
LO | 中村 匡汰 | ||
FL | 石井 洋介 | ||
FL | 川瀬 大輝 | ||
No.8 | フェインガ・ファカイ | ||
SH | 山菅 一史 | ||
SO | アンドリュー・ディーガン | ||
WTB | 坂本 英人 | ||
CTB | 水野 拓人 | ||
CTB | トム・イングリッシュ | ||
WTB | ナベテレヴ・ツランガニヴァル | ||
FB | 菅沼 神兵 |
ポジション | 選手名 | ||
---|---|---|---|
R | 栗原 良多 | ||
R | 金 亨志 | ||
R | 梶原 瑛 | ||
R | 中村 謙吾 | ||
R | 平野 和飛人 | ||
R | 大政 亮 | ||
R | 林田 拓朗 | ||
R | 井出 三四郎 |
交替・入替時間 | 内容 | ||
---|---|---|---|
後半11分 | 小山 翔也→金 亨志 | ||
後半11分 | 北條 耕太→栗原 良多 | ||
後半17分 | 川瀬 大輝→平野 和飛人 | ||
後半19分 | レズリー・メイキン→梶原 瑛 | ||
後半19分 | 水野 拓人→林田 拓朗 | ||
後半27分 | フェインガ・ファカイ→中村 謙吾 | ||
後半27分 | 山菅 一史→大政 亮 | ||
後半32分 | 坂本 英人→井出 三四郎 |
ジャパンラグビートップチャレンジリーグ2021の第2戦目は、一昨年シーズンに大敗した近鉄ライナーズとの戦いをラグビーの聖地・秩父宮ラグビー場で昨日行われた。第1節同様に、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い「無観客試合」として取り扱われたわけだが、この時期にラグビーの試合が行えることに感謝したい。この日、前節の怪我によりメンバーから外れた前田篤志やキャプテンの杉森健太郎の代わりに、今シーズンのニューフェイスである北條耕太やナベテレヴ・ツランガニヴァルといった新戦力がスターティングラインアップに名を連ねた。新人と中堅、そしてクリタを支え続けるベテランが一枚岩となり、強敵・近鉄に対し真っ向勝負の80分をレフリーのホイッスルの元、熱い戦いがきって落とされた。
前半は、近鉄のキックオフで試合がスタート。キックオフボールをクリタがマイボールを確保し、自陣から敵陣に向けてエリアを取りにかかる。近鉄にボールを渡してもゲインを許さず、キックでエリア回復をする攻撃に対し、アンドリュー・ディーガンのキックやフォワードを活かしたプレーで相手にチャンスを与えない。最初に得点の機会を得たのはクリタ。前半9分、敵陣左サイド22mライン付近で獲得した近鉄のペナルティから迷わずショットを選択。ディーガンのキックは綺麗な放物線を描き、ポール中央を通過し先制点をゲット。クリタペースでこのまま勢いよく攻め込んでいきたいところだが、前半11分に自陣10mライン付近でコラプシングのペナルティからクリタの左サイドを攻め込まれトライを奪われる。コンバージョンゴールも成功し3-7と逆転されてしまう。このままズルズルと得点の機会を与えないのが今日のクリタ。トライを奪われた直後の12分、近鉄のキックパスをディーガンがインターセプト。そのまま左サイドラインを駆け抜けるディーガンに対し、近鉄がインゴール手前で強烈なタックルを仕掛け、ボールを前にこぼしトライならず。また、ディーガンのパントキックをナベテレヴがキャッチし、攻撃を仕掛けるも近鉄のディフェンスに阻まれ得点シーンを演出できない。前半23分、敵陣やや左サイド10m奥で近鉄がペナルティを犯す。ここでも迷わずショットを選択したディーガンが、安定したキックでペナルティゴールを成功させ6-7と点差を縮めた。しかし近鉄も黙ってはいない。前半29分には自陣22mラインから一気にクリタ陣に攻め込み、相手フォワードがランニングスキルを活かして中央にトライ。その後40分と終了間際の46分にトライを奪われ、前半を6-26で終える。
後半はディーガンのキックオフで試合スタート。開始早々、近鉄はキックオフボールをキャッチしてからアタックを継続させていく。左右にライン攻撃を仕掛け、最後は右サイドを駆け抜けノーホイッスルトライで点差が広がる。これ以上点差を広げられたくないクリタは、後半11分に選手入替を行う。前半から相手のパワーに圧倒され続けてきたフォワードの第1列に金亨志と栗原良多をピッチに投入。その直後にスクラムから出たボールを中央突破され、クリタディフェンスを弾き飛ばして近鉄がポール下にトライを上げる。コンバージョンゴールも成功し6-38と一方的な展開になりかけてきた。しかし、この局面を打破したのはベテランの域に達したゲームキャプテンの中尾光男だ。ディーガンのキックオフボールを保持したラックにジャッカルで相手がたまらずノットリリースザボールのペナルティを犯す。敵陣中央10mライン付近でディーガンが右サイドラインにボールを蹴り出し、22mライン付近でラインアウトを獲得。栗原の投じたボールを保持しモールを形成。モールの最後尾につけた栗原にボールをまわし押し込む。近鉄のディフェンスがバラけたタイミングで一気にインゴールまで押し込み栗原がトライ。ディーガンのコンバージョンは惜しくも外れたもののようやくチームで掴み取ったトライとなった。その直後、リザーブ選手をピッチに投入し、クリタのラグビーをリフレッシュさせる。常に献身的にディフェンスしてきた水野拓人に代わり林田拓朗、ディフェンスで何度もクリタのピンチを救った川瀬大輝から平野和飛人。スクラムの第一列で身体を張り続けたレズリー・メイキンから努力の人・梶原瑛が躍動しにかかる。この時間は常にクリタ陣での攻防になるが、スクラムの精度が上がり安定し始めるものの近鉄のパワーでクリタのディフェンスに襲いかかる。後半26分にフェインガ・ファカイから中村謙吾、山菅一史から大政亮に代わった直後にちょっとしたクリタの隙を近鉄は逃さずトライを奪い、11-45と一方的な展開に。その4分後にクリタのペナルティから近鉄はサイドラインにボールを出しラインアウトを仕掛けてくる。ラインアウトからモールを形成し、一気に押し込みトライを許してしまう。後半32分に井出三四郎がピッチに入り最後の攻撃にかけていく。山菅と違ったテンポでリズム良くボール出しをする大政は、ディーガンからトム・イングリッシュにボールを供給するものの、そこからの「次の一手」が続かない。だが、もう1トライを奪う姿勢がクリタの面々に漲り続けたが後半ロスタイム3分が経過した後、クリタのスローフォワードの反則で万事休す。11-52でAグループ2連敗となった。釜石戦の敗戦からチームで共通意識を持ち、この2週間の練習で続けてきたディフェンスが功を奏したものの、近鉄のラグビーがクリタを大きく上回った結果となった。これでトップリーグチームとの戦いに進出する4位以内が限りなく難しくなったが可能性は残されている。この試合の前に行われた釜石vs清水建設は、1点差で清水建設が勝利し、1勝1敗が2チームとなった。次節最終戦の清水建設との戦いでクリタが勝利すると、3チーム間の勝ち点で順位が大きく変わってくる。痺れる状況に変わりはないがF Wリーダーの前田篤志は冷静に話す。「先を考えるとキリがない。とにかく目先の試合に集中することです」と語り、最後に「ただ純粋に清水に負けたくないです」と。
栗田工業ウォーターガッシュは、簡単には終わらない。皆様と一緒に最後まで戦い抜きたい。
近鉄さんのプレッシャーは覚悟していましたが、思った以上に強かったですね。しかし、選手たちは自分たちがやるべきこと、こだわることを80分間通してプレーしてくれたと思っています。アタックに関してはまだまだ課題が多いですが、ディフェンスに関しては通用する部分が多くありました。ただこの得点差は、近鉄さんの個人技で得点されたものです。(次の試合に向けて)限りなく厳しい状況ですが、我々は次の試合で勝ち点5を奪いにいくことだけです。そこにフォーカスして、チームとしてマインドセットして得点シーンを多く演出できるように2週間準備したいと思います。
中尾光男ゲームキャプテン
前半はすごく良かったと思いますし練習した形が試合で出せたと思っています。しかし後半に入って、攻撃のフェイズを重ねられたときに、僕らの足が止まってしまいトライを許してしまいましたが、要所要所でいい場面もあったと思います。釜石戦の敗戦から練習の中で、水野(拓人)を中心に、フォーカスすべきところをメンバー内で共有していましたので、その結果が表現できたんじゃないかと感じています。個人的にはもっともっと運動量を上げられたと思います。(次の試合に向けて)現時点での結果を見ると、上位グループに進出することが限りなく難しいと思います。しかし私たちがやることは変わりません。しっかり準備してうちのラグビーを確立させ、最後までこだわってプレーして行きたいと思います。
大政亮選手
(試合を振り返って)僕自身、久しぶりの試合でした。相手に合わせるのではく、練習通りに進めることと自分の強みのアタックを生かしたプレーを心がけました。また前半から試合を作ってきた山菅(一史)と僕は同じスクラムハーフでもタイプが全く違います。後半の途中から入ったので、僕なりのリズムでテンポを意識しました。誰から見ても近鉄さんは強くて手強い相手でしたが、もう少しチームとしてやれることはあったと思います。次に向けてもう一度しっかりと練習の段階から準備して良い結果を出すために頑張りたいと思います。
水野拓人選手
(試合を振り返って)強かったですね、近鉄さん。準備してきたことはチームとして表現できていましたが、接点の部分で相手に圧倒されたので、次回に向けての課題にしたいです。(ディフェンスが良かったのでは?)そう見てくださったのならそうだと思いたいです。特に意識した部分ではなかったのですが、周りとのコミュニケーションを強く図ったので、そのコミュニケーションでディフェンスの精度が高まったのかもしれません。(清水建設戦に向けて)僕らのスタンダードを上げることが次の試合に重要だと思っています。練習からそのこだわっていくスタンダードをあげられるようにして行きたいと思います。
金亨志選手
やろうとしていたこと、一人ひとりのフォーカスポイントはできていたと思いますが、相手の個人プレーで圧倒された試合でした。今回はリザーブだったので、後半に投入されたらどうするなど、栗原(良多)くんと話し合っていましたので、互角にスクラムが組めと思います。また個人的にも出場してからアグレッシブに動いていこうと意識していましたので、常にボールに絡むプレーができたかなと感じています。(次の試合に向けて)もう負けられません。勝ちにこだわって行きたいと思います。
栗原良多選手
セットプレーで近鉄さんに終始圧倒された試合になりました。しかし後半11分から出場しましたが、前半押されていたスクラムもフロントローでコミュニケーションを常に取り続け、修正をかけ続けていきました。ラインアウトもプレー精度は良かったのではないかと思います。(トライについて)非常に嬉しいですが、あそこまでボールを運んでくれたメンバーやモールもF W全員で押し込んだので、私一人のトライではなく全員でもぎ取ったトライでした。昨年近鉄さんから奪えなかったトライが奪えたことは素直に喜びたいと思います。(次節に向けて)僕らには絶対に落とせない試合です。次までの2週間、しっかりと調整して勝ち点5を取りにいきたいと思います。
アンドリュー・ディーガン選手
(試合を振り返って)非常に難しいゲームでした。近鉄さんはしっかりと準備してきたと思います。しかしクリタもフィジカルの部分で身体を張り続けてくれたことは良かったと思っています。(清水建設戦に向けて)今日の試合でメンバーは自信をつけたはずです。特にフィジカルの部分は、清水さんを上回れると今日の試合でわかりました。この近鉄さんとの試合がベンチマークとなり、釜石戦に比べるとよくなってきていることがチーム全員わかったと思いますので、この自信を次の清水戦にぶつけて戦い抜いて行きたいと思います。
2019.11.23
T | G | PG | DG | 計 | 計 | DG | PG | G | T | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 0 | 0 | 7 | 前半 | 19 | 0 | 0 | 2 | 3 |
1 | 1 | 0 | 0 | 7 | 後半 | 7 | 0 | 0 | 1 | 1 |
2 | 2 | 0 | 0 | 14 | 合計 | 26 | 0 | 0 | 3 | 4 |
選手名 | ポジション | T | G | PG | DG | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
藤原 慎介 | No.8 | 1 | 0 | 0 | 0 | ||
杉森 健太郎 | FB | 0 | 2 | 0 | 0 | ||
レズリー メイキン | PR | 1 | 0 | 0 | 0 |
ポジション | 選手名 | ||
---|---|---|---|
PR | 金 亨志 | ||
HO | 栗原 良多 | ||
PR | 梶原 瑛 | ||
LO | 中尾 光男 (GCap) | ||
LO | ジェイコブ エリソン | ||
FL | 佐藤 慶 | ||
FL | 平井 伸幸 | ||
No.8 | 藤原 慎介 | ||
SH | 本村 旨崇 | ||
SO | 菅沼 神兵 | ||
WTB | 濱副 慧悟 | ||
CTB | 水野 拓人 | ||
CTB | トム イングリッシュ | ||
WTB | ベン ポルトリッジ | ||
FB | 杉森 健太郎 |
ポジション | 選手名 | ||
---|---|---|---|
R | 前田 篤志 | ||
R | 小山 翔也 | ||
R | レズリー メイキン | ||
R | ジャマソン ファナナシュルツ | ||
R | 中村 謙吾 | R | レオン エリソン |
R | 忽那 鐘太 | ||
R | 井出 三四郎 |
交替・入替時間 | 内容 | ||
---|---|---|---|
後半12分 | 栗原 良多 → 前田 篤志 | ||
後半17分 | 本村 旨崇 → レオン エリソン | ||
後半21分 | 梶原 瑛 → レズリー メイキン | ||
後半23分 | 平井 伸幸 → ジャマソン ファナナシュルツ | ||
後半24分 | 濱副 慧悟 → 井出 三四郎 | ||
後半32分 | 金 亨志 → 小山 翔也 | ||
後半32分 | 藤原 慎介 → 中村 謙吾 | ||
後半32分 | 菅沼 神兵 → 忽那 鐘太 |
前節の九州電力戦は本拠地・昭島グラウンドでの一戦で見事勝利を飾った栗田工業ウォーターガッシュ。その良い雰囲気そのままに、勝利を積み上げたところ。第2節は昨年までトップリーグに所属し、九州の雄をほしいままにしてきたコカ・コーラレッドスパークスとの一戦。しかし前節は釜石との戦いで痛恨のドローで勝ち点「2」しか獲得できなかったコカ・コーラだが、強敵であることに変わりない。試合会場はコカ・コーラの本拠地である福岡県・さわやかスポーツ広場でのアウェー試合にも関わらず、多くのクリタ関係者や選手・スタッフの関係者も集結した。今回の試合にかける思いが強いチームにラグビーの神様がほほ笑むことになるだろう。
前半はコカ・コーラのキックオフで試合が始まった。キックオフ早々、コカ・コーラのアタックがクリタのディフェンスにプレッシャーをかける。ファーストスクラムも完全にコカ・コーラが上回っていた。開始間もない前半5分、コカ・コーラがクリタ陣右サイド22ⅿライン付近からのラインアウトからボールキャリーが抜け出しトライ。コンバージョンも成功し0-7。先制点を献上してしまう。とにかく前半のクリタに前節の戦いが表現できていない。とにかくペナルティの反則が目立ち、その数前半10分までに5個。その後11分にコカ・コーラがクリタ陣左サイド22ⅿライン付近でのスクラムから優位に進め、左中間にトライ。コンバージョンも難なく決め0-14、そして15分にはコカ・コーラは自陣から左右にボールを展開し、クリタディフェンスを圧倒。左隅にグラウンディングし3つ目のトライを奪い(コンバージョンは失敗)、0-19とクリタを引き離しにかかってきた。しかし、ここで吹っ切れたのかクリタのアタック・ディフェンスともにコカ・コーラを制圧するシーンが増えてくる。1対1での勝負を避け、常にダブルタックルで相手のゲインを防ぎ、自陣インゴール手前ではFW・BK一体となってトライを防ぎきる。ようやくクリタに得点シーンが巡ってきた。前半35分、敵陣右サイド22ⅿライン付近、ラインアウトから攻撃を継続。モールで押し込み崩れてできたラックから本村が精度の高いボールをバックスに供給。インゴール手前のラックから藤原に渡り、中央に回り込みトライ。杉森のコンバージョンも決まり7-19、40分を過ぎたあたりでコカ・コーラの選手がサイドラインにボールを蹴りだし前半終了となる。
後半はクリタ・菅沼のキックオフで試合が始まる。前半の30分台からの攻撃でリズムをつかみだしたクリタは、後半開始早々の5分に得点チャンスを作り出す。敵陣やや右サイド10ⅿライン少し入ったところで、相手ペナルティでショットを選択。杉森が蹴り放ったボールは、右側のポールにあたり、得点とはならなかった。しかし、前半とはチームが変わったかのように相手を圧倒する攻撃・ディフェンスで虎視眈々と得点シーンを待ち続け、耐える時間が続く。このリズムを継続させたいクリタはリザーブをピッチに投入させ攻撃のリフレッシュを図る。12分に前田、17分にレオンを投入したクリタは後半19分に敵陣インゴールまで攻め込むも痛恨のノックオン。攻撃権を相手に譲ってしまった。何とか耐え抜いていたクリタであったが、後半27分にコカ・コーラがハーフウエイライン付近のスクラムから左に展開しバックスが走り切ってトライ。コンバージョンも成功させ7-26と得点差を広げてきた。反撃をするしかないクリタは32分に残りのリザーブ3人をグラウンドに投入しチャンスを探りにかかる。そして後半41分、敵陣インゴール手前付近の連続したラックからレズリー・メイキンがポール下に飛び込みトライ。杉森のコンバージョンも成功し14-26とする。ここで試合が終了にならず、残り1分にも満たないが試合が継続される。コカ・コーラの試合再開のキックオフボールをクリタがマイボールを保持し、自陣10ⅿライン奥からトムが大きくゲインする。敵陣左サイド22ⅿライン付近で相手ディフェンスとのマッチアップを避け、中央に走りこんできたベンにパスをするものの、キャッチできずに得点まで至らなかった。その後コカ・コーラがサイドラインにボールを蹴りだし万事休す。レフリーの笛がノーサイドの合図となり勝利することができなかった。前半犯したクリタのペナルティは8個、しかし後半は3つにとどめ攻撃のリズムを維持してきたが逆転することまでいかなかった。2連勝とはならなかったクリタであったが、自分たちが目指すラグビーを試合で表現できればどんな強い相手であろうとも勝利することは可能だと思ったに違いない。今日の試合はシーズン途中に加入したジャマソン・ファナナシュルツもこれからが楽しみに感じさせるプレーをしてくれた。主力がケガで出場できない中、ここぞとばかりにアピールする選手の活躍に、まもなく復帰する主力もエナジーリミット100%を超えるモチベーションになっているだろう。敵地でありながら多くの関係者やファンが集結してくださり、多くの勇気をもらった栗田工業ウォーターガッシュ。来月7日に東京・秩父宮ラグビー場で行われる釜石戦に焦点を当てるのではなく、日々の練習からクリタラグビーの精度を高めることが必要であろう。そんなことをわかりきっている選手たちのプレーに次節以降の試合に注目して欲しい。
前半犯した反則の数が今日の敗戦を物語っていますね。もっと自信を持っていいと思います。相手は身体も大きいですし、最初の10分にエナジー注いて向かってきました。私たちも今までやってきたことを忠実に表現できていれば、決して防ぎきれなかった相手のアタックではないと思います。後半からは徐々に自分たちの目指しているラグビーの形に近づいてきましたので、相手にプレッシャーを与え続けられペナルティを誘えたんじゃないかと思います。今日は負けてしまいましたが、決して勝利出来ない相手ではなかったと思います。要所要所で精度を高められたら逆転だってあり得た試合だと思いました。細かい部分のイメージとそのイメージを発揮させる準備、ここにフォーカスしていきたいですね。(新加入のジャマソン選手について)まだ、チームに合流して時間が経過していないので、チームにフィットしきれていませんが、彼なりに自分の持っているプレーをしてくれました。(次節に向けて)次の試合まで2週間あります。今日出た課題に向き合って、もう一度自分たちが目指すラグビーのシステムを理解し表現すること、あとはディフェンスに注力していきたいと思います。
中尾光男ゲームキャプテン
前半の規律の部分が全てです。先週出来ていたところが今日の試合ではうまくいきませんでしたね。ダブルタックルすべきところで1対1となり、大きくゲインされディフェンスが戻り切れずにトライを許してしまう感じでした。しっかりアップから集中できていましたが、ちょっとしたところで決め事ができずに、相手のプレッシャーをもろに受けてしまいました。後半に向けて前半の残り10分くらいから自分たちのラグビーが表現できていたので、しっかり継続させることと準備したことを出そうと共有しました。この認識がチーム内で共有できたから後半は7点に抑えられたと思います。(次節に向けて)釜石さんはとても素晴らしいチームで調子も良いはずです。でも自分たちのラグビーがしっかり出せれば相手関係なく圧倒できるチームです。1週間空きますので、今までやってきたことを確認しあっていきたいと思います。
水野拓人選手
最初の3本のトライを許した時間帯がもったいなかったです。しっかり準備はしてきたものの、その失点した時間帯はチーム自体が浮足立っていたのかもしれません。後半を迎えるハーフタイム時にバックスはエリアを獲り、前半は常に自陣でのプレーが多かったので敵陣でのプレーを増やすこと、またディフェンスでは1対1にならずに常にサポートを意識したディフェンスを心掛けることをチームで共有してから互角の戦いができたと思います。(次の試合に向けて)結果も大切ですが、自分たちが出来ているところ、出来ていないところをこの1週間で把握し修正を図って上を目指していきたいと思います。
杉森健太郎選手
最初の前半15分までに取られた19点が全てです。相手のフィジカルに圧倒されてしまった時間帯でした。もともと相手がワイドに展開してくるだろうと思っていましたが1対1のシチュエーションが続き、相手のオフロードパスが継続され得点を許してしまいました。その後はしっかりロースコアで展開出来ていただけに悔やまれる時間帯でした。個人的にキックの精度をもっと高めてフォワードを楽にさせてあげなければならないですね。バックスで準備していたサインプレーもありましたがフォワードに頼りすぎたプレーが多かったので、そこは次節以降修正していきたいです。次は1週間空いて釜石戦です。今日の入りの15分で出た課題を修正し、逆に圧倒できるラグビーをしていきたいと思います。
レズリー メイキン選手
最初の入りがゆっくりし過ぎていましたね。でも時間の経過につれ徐々に自分たちのラグビーに自信がつき始め、プラン通りに戦えたかなと思います。自身のプレーはまあまあだったのかなと思います。チームに対してインパクトを与えるために今日のメンバーに入ったと思いますので、そのミッションは遂行できたのかなと感じています。今日の試合はポジティブな負けだと思いますし、今日の試合を機に調子を上げていきたいと思います。そして今日も多くのファンの声援が私たちのプレーの後押ししてくれました。本当に感謝しています。次の試合も試合会場に足を運んでいただき、たくさんのご声援をよろしくお願いします。