シーズン: 第2週

VS 釜石シーウェイブスRFC

2021.04.03

ジャパンラグビートップチャレンジリーグ2021 順位決定戦
14:15 Kick Off
広島総合ラグビー場(広島)
T G PG DG DG PG G T
0 0 1 0 3 前半 10 0 1 1 1
3 2 0 0 19 後半 19 0 0 2 3
3 2 1 0 22 合計 29 0 1 3 4

登録選手・リザーブ選手

個人得点

ポジション 選手名 T G PG DG
SO アンドリュー・ディーガン 1 2 1 0
WTB 河野 友希 1 0 0 0
WTB 杉森 健太郎 1 0 0 0

スターティングメンバー

ポジション 選手名
PR 金 亨志
HO 栗原 良多
PR レズリー・メイキン
LO 中村 匡汰
LO ギディオン・コイージェレンバーグ
FL 中村 謙吾
FL 石井 洋介
No.8 ネッド・ハニガン
SH 山菅 一史
SO アンドリュー・ディーガン
WTB 河野 友希
CTB 太田 光一
CTB トム・イングリッシュ
WTB 坂本 英人
FB 菅沼 神兵(C)

リザーブメンバー

ポジション 選手名
R 前田 篤志
R 小山 翔也
R 出渕 賢史
R 平野 和飛人
R ワイクリフ・パールー
R 大政 亮
R 水野 拓人
R 杉森 健太郎

交代・入れ替え

交替・入替時間 内容
前半36分 栗原 良多→前田 篤志
後半12分 金 亨志→小山 翔也
後半16分 ネッド・ハニガン→ワイクリフ・パールー
後半16分 山菅 一史→大政 亮
後半20分 坂本 英人→杉森 健太郎
後半25分 中村 謙吾→平野 和飛人
後半28分 太田 光一→水野 拓人
後半31分 レズリー・メイキン→出渕 賢史

レポート

新型コロナウイルス感染症拡大により大きく大会フォーマットが変更された「ジャパンラグビートップチャレンジリーグ2021」のチーム最終戦が4月3日、広島県・広島総合ラグビー場で行われた。2月13日、初戦の釜石シーウェイブスRFCの一戦は、本拠地(昭島)開催で屈辱の敗戦。トップリーグとの挑戦権が得られる「プレーオフトーナメント」への進出が絶望的になった近鉄ラーナーズ戦の敗戦や劇的な勝利を飾った清水建設ブルーシャークス戦も今の栗田工業ウォーターガッシュの現在地である。今シーズンでトップチャレンジリーグは終わりを告げ、2022年1月から始まる新リーグに向けて、最終戦を勝利で飾り、「最高の5位」で終わりたいところ。この試合に現役オーストラリア代表のネッド・ハニガンが初見参。また今まで献身的にチームのために身体を張り続けてくれたワイクリフ・パールーは、この試合で現役生活に終わりを告げる。もちろん、チームとって初戦で敗戦した釜石シーウェイブスRFCとのリベンジマッチなど様々な思いを各選手やスタッフが抱きながら14時15分、桜の花びらが舞い散る中、レフリーのホイッスルで80分の戦いが始まった。
 前半はアンドリュー・ディーガンのキックオフで試合が始まる。開始早々クリタは敵陣でマイボールラインアウトを得るがハンドリングミスでアタックが継続できない。ただ初戦で課題となったスクラムはほぼ互角に渡り合う。また釜石ボールのラインアウトのミスをディーガンがスチールし、大きくゲインするも他のメンバーとのコミュニケーションが合わずノックオンのミスを犯してしまう。前半8分、釜石のペナルティで得たチャンスをタッチラインにボールを蹴り出しマイボールラインアウトを獲得するがペナルティでチャンスを逃してしまう。肝心なところでペナルティの反則やミスを犯し、得点シーンを演出できずお互いスコアレスの時間だけが経過していく。最初の得点シーンは釜石。前半28分、クリタ陣で得たペナルティを迷わずショットを選択。角度も距離もやさしい場所から決め0-3と釜石が主導権を握る。そして32分、釜石がクリタ陣左サイドからのラインアウトを大きく右に展開。インゴール手前のラックから相手スクラムハーフがクリタディフェンスのギャップをつき中央にトライ。コンバージョンも成功し0-10と得点差を広げてくる。これ以上失点を防ぎたいクリタはその5分後、敵陣中央22mライン付近で得たペナルティを迷わずショットを選択。危なげなくディーガンが決め3-10とする。しかし、この一連の流れのなかで、栗原良多が肩を痛め、前田篤志がピッチに入る。前半のうちに得点差を縮めたいところだがチャンスを得点に繋げられないまま前半が終了。

 後半は釜石のキックオフで試合が始まる。泣いても笑ってもラスト40分にクリタの意地を見せつけたい。後半開始5分、釜石のアタックを山菅がターンオーバーし、相手ディフェンスの背後にパントキック。相手ディフェンスがボールをハンブルしている間に河野友希が詰め寄り、キックでインゴールまで運びトライ。ディーガンのコンバージョンは失敗に終わったものの8-10と反撃の狼煙をあげる。ただ、良いリズムになりつつあるアタックもミスで継続できず、3分後に釜石にトライを奪われてしまう。コンバージョンも成功され8-17となる。これ以上離されたくないクリタは、果敢にアタックを仕掛ける。自陣から菅沼新兵が大きくゲイン。山菅の巧みなボール捌きで左右に攻撃を展開。釜石ディフェンスのギャップをつき、ディーガンが中央にトライ。その後のコンバージョンも成功し15-17と必死に食らいつく。勢いづけたいクリタはリザーブ選手をピッチに投入させてくる。フロントローでクリタのスクラムを支えてきた金亨志から小山翔也に入替、そして後半16分、この試合で現役生活を終えるワイクリフが様々な思いを抱きながらネッドと交替し最後の反撃を仕掛けにくる。だがこの試合のクリタは完全にチームの歯車が噛み合っていなかった。後半21、30分と立て続けてトライを奪われ15-29と2トライ2ゴールの差になってしまった。刻々と時間だけが経過していく中、最後に意地を見せたいクリタは38分、敵陣左サイド22mラインでのラインアウトから攻撃を仕掛け、相手ペナルティをディーガンがクイックスタート、ラックから大政亮、ディーガン、菅沼と繋ぎ最後は主将の杉森健太郎が相手のタックルを受けながらも右隅にトライ。難しい角度からのコンバージョンもディーガンの正確なキックで2点を挙げ22-29と最後のチャンスにかける。しかし、最後の最後まで諦めず果敢にタックルを仕掛け続けたもののスクラムでの反則を犯し万事休す。チーム最終戦を勝利で飾ることができずに2021シーズンを終えることとなった。新型コロナウイルス感染症拡大で非常に難しいシーズンとなったトップチャレンジリーグのラストイヤー。大会フォーマットの変更やシーズン延期の状況に、最後まで順応できなかったことが、この結果になったのだと選手含めスタッフ陣もそう思っているに違いない。しかし、経過した時間を巻き戻すことはできないチーム活動に「たられば」はあり得ない。真摯に謙虚にこの結果をチーム全体で受け止め、やり過ごしてはならない。なぜこの結果になったのかをもう一度反省し、次に向けて準備を進めていきたいと思う。
最後にクリタラグビーのために身体を張り続けてくれたワイクリフ・パールー、本当にお疲れ様でした。そしてありがとう。また、なかなか結果に結びつかない状況でもチームを支えてくださったクリタ関係者の皆さま、昭島市民の皆さま、そして何よりチームを愛し続けてくれたファンの皆さま、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。



試合後コメント
月田伸一ヘッドコーチ

今日の試合はミスが多く、なかなか自分たちの波に乗れなかったです。レフリーとのコミュニケーションがうまく取れていなかったのと、それ以上に釜石さんのセットプレーが素晴らしかったと思います。今後チームが上昇していくためには、もっと個々が厳しく向き合っていかなければ接戦を勝ち切ることができません。本日の試合は負けましたが、清水建設や九州電力戦の逆転勝利は、チームの成長を感じることができた試合でしたので、そういった試合を多く経験したいです。次に向けてまず選手他スタッフには十分休養する時間を設けて欲しいですね。今までにない状況で精神も擦り切らしてきたと思います。しっかりリフレッシュしてから新たなステージにチャレンジしていきたいと思います。

菅沼神兵ゲームキャプテン

(試合を振り返って)はい、、、(かなり沈黙)難しい質問ですね。良かったところもありましたが、スコアを見るとただ悔しいだけです。この試合に向けてチームの雰囲気も良かったですし、ここ2試合の接戦を勝利してきた自信もあったと思います。しかし敗戦をした結果を見ると、うちのチームのフィットネスが足らないのか、ゲームプランが間違っていたのかなど上手くチームとして進めることができなかったと思います。ただ反省だけが残った試合になってしまいました。(チームが強くなるためには?)う〜ん、、たくさんあると思います。一番シンプルなのは個々の実力を伸ばすことだと思います。個が強くなければチームは強くなれません。チームとしての戦い方はもちろんありますが、今できる準備としては、個人のフィットネスなのか、アジリティなのか、ストレングスなのか、足らないところを補う、そして強くすることだと思っています。

太田光一選手

とにかく悔しいです。(久しぶりの出場でした)自分のプレーはおいといて、この試合に出場できるまでに至ったのはトレーナーさんの献身的なサポートがあったからだと思います。長年怪我に苦しみましたが、諦めることなく寄り添ってくれた桑田さん(トレーナー)には感謝しかないです。試合を振り返ると反省しかなく、自分たちの強みが出せなく最後まで試合の中で修正できなかったです。今シーズンは非常に難しかったです。また試合数の少ない公式戦でしたが、チームが試合を重ねるごとに良くなってきて、成長していることを感じ取れたのでこの経験を次に生かしていきたいと思います。(今何がしたいですか?)周りの選手は休みたいと思っていると思いますが、私は怪我で散々休んできましたので、ちょっと息をついたらトレーニングを始めたいと思います。

中村謙吾選手

久しぶりにスタメン出場し、自分のやれることをやり切りたいとおもっていましたが、自分たちのスタイルで主導権を最後まで握ることなく、釜石さんの土俵で試合をしてしまいました。また、自分たちが重ねたペナルティの多さが致命傷になり失点につながったと思います。個人的にはコミュニケーションのミスなどありましたが、しっかりとプレーできたと思います。今シーズンは非常に難しかったのですが、個人的には大きく成長できたと思っています。素晴らしい外国人選手の加入により、良い影響を与えてもらえたと思います。今年得られたベースアップのところを来シーズンに向けてしっかりアップデートしていきたいと思います。そして釜石さんに来年こそリベンジしたいです。

ワイクリフ・パールー選手

最初の15分でチャンスを生かすことができなかったことが、常に劣勢に立たされた試合になったと思います。またブレイクダウンのところで相手からのプレッシャーが強く、チームとしてもプレーが急ぎすぎて上手くいっていませんでした。(後半にピッチに出た時の気持ちは?)とにかく今まで通り自分の仕事をすることだけを考えていました。しかし、セットプレーの繰り返しでインパクトを与えるプレーができませんでした。(ノーサイドの瞬間は?)清々しく素晴らしい気持ちでいました。この歳までラグビーを続けられることができうれしい気持ちでいました。これはクリタのメンバーだけではなく、私のラグビー人生に関わってくれた全ての方に感謝したいです。(今何がしたい?)とにかく休みたいです(笑)し、家族との時間をゆっくり共有したいです。

ネッド・ハニガン選手

もっともっと上手く試合を運べたと思いますが、次のシーズンに繋がるプレーもできたと思います。約2ヶ月間、自身の怪我でチームから遅れてしまいましたが、今日の試合のためにサポートしてくれたスタッフに感謝したいです。(次のシーズンに向けて)まず、プレシーズンを充実させることです。今まで取り組んできたことを自分たちのものにするためには欠かせない時間だと思います。その取り組みがその後のシーズンに活かせるのではないかと思います。そしてクリタの選手は、自身のチームのために取り組めるメンバーです。必ず今より強くなると思います。



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vs

VS NTTドコモレッドハリケーンズ

2018.12.01

2018ジャパントップチャレンジリーグ2stステージA
2018
駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場(東京)
T G PG DG DG PG G T
0 0 0 0 0 前半 31 0 0 3 5
1 1 0 0 7 後半 19 0 0 2 3
1 1 0 0 7 合計 50 0 0 5 8

登録選手・リザーブ選手

個人得点

選手名 ポジション T G PG DG
ベン ポルトリッジ WTB 0 0 0 0
杉森 健太郎 WTB 0 0 0 0

スターティングメンバー

選手名 ポジション
金 亨志 PR
栗原 良多 HO
今村 光希 PR
中尾 光男 LO
アレックス トゥーリス LO
ジェイコブ エリソン PR
平野 和飛人 FL
丸山 尚城 FL
大政 亮 SH
本村 旨崇 SH
山谷 大樹 WTB
太田 光一 CTB
水野 拓人 CTB
坂本 英人 WTB
黒田 寛人 FB

リザーブメンバー

選手名 ポジション
徳山 孝志 PR
前田 篤志 HO
出渕 賢史 PR
平井 伸幸 FL
諏訪 弘樹 LO
杉森 健太郎 WTB
中島 拓也 CTB
ベン ポルトリッジ WTB

交代・入れ替え

後半5分 今村 → 出渕
後半5分 栗原 → 前田
後半9分 山谷 → ベン
後半9分 黒田 → 杉森
後半30分 平野 → 平井
後半35分 金 → 徳山
後半35分 本村 → 中島
後半40分 中尾 → 諏訪

レポート

先週行われたトップチャレンジリーグ2ndステージ第1節(vs近鉄)の敗戦からわずか1週間。チームしてどう立て直しを図ってきたかが問われる大事な2戦目。2ndステージで唯一アドバンテージポイントがないチームが勝ち点を奪い取り、上位進出するためにはチーム一丸となってアタックとディフェンスを最後まで全力でプレーすることが重要である。

第2節は、リーグ戦で17-53で敗戦したNTTドコモレッドハリケーンズ。試合は栗田工業ウォーターガッシュのキックオフで始まった。
開始早々、相手フォワードからのプレッシャーでうまくボールが手につかず、ハンドリングエラーを誘発され一気にゴールライン手前まで攻め込まれる。懸命のディフェンスでギリギリのところで踏みとどまっていたが、前半14分、自陣での相手ラインアウトからモールを形成され、そのままトライ。コンバージョンキックも成功され失点を許してしまう。その後26分と32分、そして36分と立て続けにトライを奪われる。
何とか踏みとどまりたい栗田工業ウォーターガッシュだが38分、またもミスからのトライを許してしまう。前半を終了してスコアは0-31。失点は全てミスから発展したもので、決して相手アタックでディフェンスを崩された訳ではないので納得のいかない時間が続いた。

後半はNTTドコモのキックオフでスタート。開始早々、自陣ゴールラインまで攻め込まれ後半4分にトライを許してしまう。そして20分、またしてもミスからのボールを奪われトライを献上してしまう。
このまま前節同様に完封されてしまう空気が流れたが後半34分、途中入替で入ったペンポルトリッジが、ハーフウェイライン付近でこぼれた相手ボールをピックし、そのままゴールポスト下に走り込み待望の2ndステージ初のトライ。その後のコンバージョンキックも杉森が確実に決め、一矢を報いる形となった。
しかし、最後まで相手ペースを崩せなかった栗田工業ウォーターガッシュは、試合終了間際にトライを奪われ、7-50となりノーサイドとなった。

失点の大半がキックミスやハンドリングエラーによるものである。来週は2ndステージ最終節の三菱重工ダイナボアーズ戦。この2試合で浮き彫りにされた課題を短期間で修正できるかが勝ち点を奪い取る鍵となる。

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vs