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【インタビュー】G-008 大政亮

昨シーズンは、初戦こそメンバー入りはできなかったものの、残りの4試合に出場を果たした大政選手。4歳から始めたラグビーも今年で25年目となった心境と、これからラグビーに対してどう向き合っていくのかをインタビューしました。

(取材日:2021.9.23)

『怪我をすることなくチームに貢献』

――今シーズンがスタートして2ヶ月が経過しました。現在のコンディションを聞かせてください

徐々に仕上がってきていると思います。まだ100%ではありませんが、上向きになっています。僕自身、今までチームのことを後回しにしていたのですが、今年は、チームの戦術だったりチームの決め事をシーズン当初から得られるように、練習の中で多くの時間を割いています。

――咋シーズンを振り返ってどう感じていますか?

チームとしては、初戦(釜石)を落としてしまったことがすごく痛かったです。そこが最後まで波に乗れなかった要因でした。

――今シーズンの自身のターゲット(目標)はどこに設定していますか?

チームとしては上のカテゴリ(DIVISION2)に上がること、個人的には今まで怪我でシーズンを通してチームに貢献ができていませんので、まずは怪我なくコンディションを整えて全試合出場していきたいと思います。

――昨シーズンから2名のスクラムハーフが(以下ハーフ)抜けました。率直な思いを聞かせてください

退団した2人に僕自身から何か言える立場でもないですし、彼らの人生なので頑張って欲しいというのが本音です。ただ、チームとしても必要な選手だったので残念です。

――正直不安はなかったですか?

旨崇さん(本村)と2人しかいなくなったので人数的に心配した時期もありました。ハーフは専門職なので、コンバートをして馴染むまでは相当な時間がかかります。万が一、どちらかが怪我で出場できなくなることを考えたら少し不安にもなりました。でも、考えても仕方がないことですし、僕自身何とかなると思っていました。

――9月に中村翔選手が加入しました。心強いですか?

大学も高校(東福岡→法政大)の後輩が今までいなかったので、正直嬉しいですね。しかも同じポジションでもあるので。

『ラグビーは観るよりプレーすること』

――ラグビーを始めた年齢ときっかけを聞かせてください

おそらく幼稚園時代から始めていると思います。4歳くらいだったとうっすら記憶にある程度です。鞘ケ谷ラグビースクール(北九州)で、元日本代表の山田章仁選手を輩出しているラグビースクール出身です。

――いつからハーフのポジションをやっているのですか?

正式に始めたのが中学からです。それまではずっとウィングをやっていました。高校時代はスタンドオフと掛け持ちで行っていましたが、大学2年生以降は、ずっとハーフです。

――ハーフの面白さを教えてください

一番最初にボールに触れて、自分自身でプレーを選べるところが面白いと思います。

――ハーフって上手い下手などありますか?

劣勢なときにうまくボールをさばけるかだと思います。恐らくフォワード陣が優位に立っているときのプレーは、誰でもできると思っていますし、そう多くはないと思います。そこがハーフの本領発揮の場面ですね。

――大政選手は入社7年目です。入社してからラグビースタイルに変化はありましたか?

入社当初は、自分自身から仕掛けていくハーフだったと思います。最近は、如何にして周りの選手を生かすかを考えてプレーしています。これからはフォローというか、周りの動きを見定めて、視野を広く持っていけたらと思いますし、サポートの数を増やしていきたいです。

――自分自身が描いているこれからのラグビー選手像を聞かせてください。

先を見据えるよりも、一生懸命ラグビーに取り組むことを意識しています。何歳まで競技を続けていこうとか具体的に考えていません。なんだかんだ言って、やっぱり身体あっての競技なので、傷まなければできるだけ続けていきたいです。ラグビーは観るよりやりたい方ですが、入社当時は先輩方を見ていてなんとなくイメージを持っていました。

――どんなイメージを持っていたのですか?

30歳くらいまでが一つの区切りになるのかなと感じていました。今29歳になったので、一区切りと考えていた年齢になったときに、色々思うところがあるんだと思います。

――コロナ禍の生活で得られたもの、失ったもの、学んだものはありますか?

難しいですね。自分の時間ですかね。失ったことは自由で、学んだものは自分自身の身体を意識することです。

――仕事とラグビーの両立は難しいですか?

入社して三年間は、営業をしていました。川崎の工業地帯のお客様を担当していましたので、正直辛かったです。辞めようとは思わなかったですが、すごくしんどかったです。でもきつかったのは1年目で、2年目以降は体が慣れたせいか、うまく両立できるようになりました。これも最初の営業経験があったからだと思います。あとはラグビー部の先輩がいてくれたことも両立できた要因でした。

『一人の責任にさせないために周りが支えること』

――新リーグについて、どんな感情を持っていますか?

開幕が1月からですよね、昨シーズンも当初1月開幕でしたので、気持ち的にも大きく変化はないです。ただ、新しいリーグなので楽しみでもあります。

――高校・大学時代の同期は意識していますか?

まだ競技を続けている仲間は多いので、活躍している姿を見ると刺激になります。

――仲間との対戦は意識しましたか?

昔、対戦したことがあったときに、自分自身が結構意識してしまい、プレーがうまくいかなかったんです。それから無意識でプレーすることに決めています。

――ファンの存在について意識したことはありますか?

ファンですか、正直わからないです(笑)。いるんですかね。でもSNSなどでフォロワーも増えているそうなので嬉しい限りです。あと、昨シーズン前に応援メッセージが入ったフラッグをウエイトルームに掲げていました。昔、一緒に一緒に仕事をした方からのメッセージは励みになりました。静岡の地から毎試合、メッセージを届けてくれて。照れ臭いですがすごくうれしかったですね。

――大政選手にとってラグビーはどんな存在ですか?

好きな存在です…なのかなぁ。生活の中心であることは間違いないです。ラグビーから離れて過ごしているプライベートの時間でもラグビーのことを考えていますし、あとは、繋がりの多くはラグビーで出会った方々ばかりですね。そして、ラグビーは15人で戦う競技なので、一人の責任にならないですが、そうならないために周りがサポートすることに必死になってしまう競技です。そこが好きなんでしょうね。

――ありがとうございました

【インタビュー】G-007 川瀬大輝

怪我による長いリハビリ期間を経て、昨シーズンはチームの勝利に欠かせないフランカーとして活躍を見せましたが、最終戦を目の前に怪我をしてしまい心半ばにシーズン終了。その悔しい思いを新リーグの戦いに強い思いを抱く川瀬選手にインタビューしました。

(取材日:2021.9.11)

『常に考えてプレーすること』

――今シーズンは、6月からスタートしました。調子はいかがでしょうか?

順調にきていると思います。昨シーズンの最終戦(釜石)前に怪我をした部分も今は違和感もないです。身体の状態は良いです。

――オフシーズンはどのように過ごしていましたか?

初めてこんなに長いオフシーズンだったと思えるほど長くもらえました。今までのラグビー人生の中で、こんなにも長いオフはなかったです。私たちは会社の仕事があるので、日常は大して変わらない生活を送っていましたし、ほぼ毎日会社に出社していました。

――毎日の通勤も大変ですね

このコロナ禍でありますので、感染対策をしながらの行動は大変です。また、会社が終わっても家に帰るだけでしたので、家と職場の往復だけでした。たまに昭島のクラブハウスに行って、リハビリがありましたのでトレーニングを行なっていました。

――今シーズンは大きくコーチ陣が入れ替わりました。どう感じていますか?

新しい組織になって3ヶ月が経過していますが、新しい要素をどんどん取り入れてくれているので可能性を感じています。また、今までの良いところ悪いところ、継続させていくこと、変えていくことを明確に指針として示してくれているので、今のトレーニングは良いものを積み重ねていると感じています。シンプルでわかりやすいコーチングをしてくれていると思います。

――シンプルでわかりやすいところは、どんなことですか?

今のコーチ陣は、常に選手自身で考えてプレーすることを教えられています。あくまでも試合は15人の選手がグラウンドで戦っているわけで、自分自身で考えることも必要だと教わっています。

――コロナ禍の生活が長く続いています。その中で学んだものはありますか?

コロナ禍で周りの人たちが些細なことでも敏感に反応するようになっていると思います。なので、より自分自身も慎重に行動するようになりました。

『信頼関係だけで動く』

――ラグビーはいつから始めましたか?

中学1年から始めて、今年で15年目になります。

――クリタに入社して4年目です。時の経過は早いですか?

めちゃくちゃ早く感じます。入社してもう4年なんだと思います。大学生に例えたらもう卒業イヤーですから。

――入社してから昨シーズンまでに点数をつけるとしたら何点?

30点くらいでしょうか。

――その点数にした理由を教えてください

勝利している数が少ないからです。やはり勝負事ですので、価値にはこだわりたいです。僕らは勝利するために厳しいトレーニングをするのです。僕が入社して納得している試合はそう多くないです。しかし、今年は違うと思うので非常に楽しみです。

――これからのラグビー選手として、どんなところを目指していきますか?

そうですね、グラウンドでもっともっと動ける選手になりたいです。フォワードを引っ張って、支持して、自身も動き回っていくことです。バックスとの連携も欠かさず80分間、フルに動き回れる選手を目指していきます。

――川瀬選手の強みを教えてください

僕の強みはサポート、、、だと思います。常に目の前で起きている状況だけではなく、その後どうなるのか?とか、先を見据えながら動けるところです。決して勘違いしてほしくないのは、勘で動いているわけではないってことです。日頃の練習や今までの試合で得られた予測能力は、裏付けされたものがありです。

――周りが見えると一人ひとりの動きが理解できますね

はい、ラグビーって人の性格が見えるスポーツなんだなと思います。常にボールに絡んで動き回る選手だったり、効率よくスペースを見つける選手。あとはメンタルが強くなりますね。特に社会人ラグビーは、身長2m前後の大男にタックルしなければならないんです。

――生身の身体でタックルする勇気には脱帽です

全く怖くないと言ったら嘘になりますし、普段の生活では体験できないことだと思います。でも、日頃の練習と覚悟を決めることだと思います。そのシチュエーションで自分自身が止めなければならない状況が必ず出てきます。ここで止めないと失点につながってしまうとか、あいつのミスをこのタックルで帳消しにしたいとか…言い変えると信頼関係だけで、みんな動いていると思います。

『応援が自分たちの力になる』

――今シーズンの自身のターゲット(目標)を教えてください

勝つことはもちろんですが、全試合80分、怪我せずに出場し続けることを目標にしたいです。

――新リーグが1月に始まります。どんな気持ちですか?

楽しみです。強いチームと勝負したいです。リーグ戦の前に強豪チームとのプレシーズンマッチがありますので、今からワクワクしています。

――ファンの存在をどう感じていますか?

昨年は無観客試合がありましたので、ファンの皆様の存在を感じることができませんでした。本当に私たちを応援してくれるファンがいるのか…非常に難しい質問ですね。でも応援が自分たちの力になっていることは確かです。応援してくれている中でプレーするのと、無観客でプレーするとでは全然違います。昨シーズンは、無観客試合がありましたから応援メッセージの入ったフラッグを見ると嬉しさが込み上げてきます。

――川瀬選手にとってラグビーとはなんですか?

ラグビーを通じて知り合った仲間がいることです。繋がりを深めてくれています。良くも悪くも今までの人生の大半をラグビーに費やしてきましたから、友人の多くはラグビー関係が中心になるのは当然ですが、この得られた仲間たちには感謝していますし、これからもずっと感謝し続けると思います。

――ありがとうございました

【インタビュー】G-006 井出三四郎

入社5年目となった今でも進化し続けている井出選手。身体全体で感情を表現するわけでもありませんが、胸に秘めている思いはこれからの活躍を感じさせてくれています。今シーズンに入ってのこと、新リーグのことをインタビューしました。

(取材日:2021.9.11)

『自分自身のやるべきことは変わらない』

――今シーズンは、6月からスタートしました。調子はいかがでしょうか?

調子は良いです。春先はいつも怪我をしていてトレーニングができない期間がありましたが、今シーズンはここまで怪我もせずに順調にきています。そのせいか例年に比べると追い込めています。

――オフシーズンはどのように過ごしていましたか?

基本はステイホームでリラックスしていました。トレーニングに関しては、今回は何もしないで過ごしていました。いつもなら適度に身体を動かしていたんですが、休養することを第一に考え、身体と心の充電する時間を優先してみました。

――今シーズンはコーチ陣が大きく入れ替わりました。どう感じていますか?

確かに大きく昨シーズンから変わったと思いますし、練習自体も激しく追い込んでいます。でも、僕の考えは、どんなコーチ陣であっても自分自身がやるべきことは大きく変わることがないと思っています。自分自身の強みを伸ばしつつ、コーチ陣が求める選手像に近づけることも重要だと思っています。

――リッキー・ダミガンHCの印象はどうですか?

6月のスタートミーティングのオンラインで対面した時は、常にトップダウンで指導する印象を持ちましたが、いざ対面したらとてもフランクで、常に選手ファーストで物事を考えてくれて、下から築き上げてくれる感じです。

――コロナ禍の生活が長く続いています。得られたものや学んだものはありますか?

ステイホーム時間が多いので、料理する時間が増えました。外出はしませんし、働き方は在宅がメインです。外食が圧倒的に減りましたので、身体のことを改めて考えています。コロナ禍の前と比べると考え方が大きく変わったと思います。

――失ったものはありますか?

友人とリラックスする時間がなくなりました。生活に制限がかかっているので、同じことを繰り返す日々が続いていますね。ストレスを発散する場所が限られてきました。

『考えてプレーする選手を目指す』

――ラグビーを始めてからどのくらいの時間が経過していますか?

小学3年から始めて、、、19年目です。そのうちクリタでラグビーしているのは今年で5年目ですね。

――時の経過は早いですか?

めちゃくちゃ早いです。

――入社してから昨シーズンまでに点数をつけるとしたら何点ですか?

ラグビー選手としては60点くらいです。

――その点数にした理由を聞かせてください

自分自身がスタメンで出場していたら100点、ちょくちょく試合に出場していたら50点、全く試合に出場できていなかったら0点という基準で決めました。そう考えると、ちょくちょく試合にも出場させてもらえているので60点にしました。残りの40点は、これからの試合に向けてメンバーに選んでもらえるかだと思います。

――これからのラグビー選手として、どんなところを目指していきますか?

僕はバックスなので、どこのポジションもこなせる選手になりたいです。これから年齢とともに体力面においても進化し続けることが難しくなってくると思っています。やみくもにトレーニングしてスキルを磨き続けるのではなく、しっかり考えてプレーできるような選手を目指していきたいとと思います。

――井出選手の強みを教えてください

ディフェンスです。あとは、よくコールしますし、良いポジショニングをしています。あとはコミュニケーション能力が長けていると思います。(川瀬談)

――今シーズンの自身のターゲット(目標)を教えてください

試合に出場することです。今の状況を考えるとセンターもウィングも出場争いが激しいです。毎日のトレーニングから試合をイメージして練習を重ねたいと思います。

――そのことを成し遂げるために何が必要ですか?

インゴ(トム・イングリッシュ)をはじめ、現在いるメンバーはそれぞれ強みを持っています。当たり前ですが、周りにはない自分の強みをフルに出せるように、そこを磨き続けていきたいです。川瀬(大輝)が言ってくれたコネクションの部分をしっかり試合で表現できるようにトレーニングを重ねます。ラグビーは一人だけが強くても勝てない競技ですので、外側からチームを引っ張る存在であり続けていきたいです。

『ラグビーが僕と仲間を結びつけてくれた』

――新リーグが1月に始まります。どんな気持ちでいますか?

入社5年目だからでしょうか、今まで通りにシーズンが始まるなという思いだけです。確かに新たなリーグに所属して試合に出られるチャンスがあるわけですから当然嬉しいです。学生であれば限られた時間なので、感慨深いものが込み上げてきますが、社会人ラグビーは終わりがありませんから。矢印は常に自分に向けて一喜一憂しないように心がけています。

――その新リーグが始まる前に強豪チームと練習試合が組まれていますね

ワクワクはしないですが、楽しみです。今シーズンはさまざまなポジションで試合に出場するケースが増えると思いますし、強い相手にさまざまなポジションでプレーできるのは嬉しいです。強豪チームとの対戦でも、自分のプレーができるかが重要になってくると思います。

――ファンの存在をどう感じていますか?

心強いです。昨シーズンは無観客試合がほとんどでした。今シーズンは、ファンの皆様にも会場に足を運んでいただけるように願うばかりです。敵味方関係なく応援してくれるのは嬉しいことです。

――井出選手にとってラグビーとは何ですか?

友達をたくさん作ってくれる存在です。今こうして考えると、ラグビーを通じての友人が大半です。良い意味でも悪い意味でもですが(笑)。小さい頃から引っ越しを重ねてきましたので、ここが地元という場所がないんです。でも、これだけ多くの友人ができたのはラグビーを続けてきたからじゃないですかね。

――もしラグビーをしていなかったら何をしていましたか?

甲子園球児になりたかったです。今でも目指せるのであれば目指したいです。あの感動は鳥肌ものです。特に野球がやりたいとかではなく、チームが一体となって一つの目標に突き進む当事者になりたいです。本当に甲子園球児は素晴らしいですよ。

――ありがとうございました

【インタビュー】G-005 北條耕太

入社一年目のシーズンは課題が浮き彫りにでたと感じている北條選手。セットプレーの精度を磨きながら、自分自身の強みを発揮させるために進化を続ける北條選手に、現在の思いとこれから始まる新リーグについてインタビューしました。

(取材日:2021.9.4)

『とにかく課題、課題、課題』

――2020-2021シーズンを振り返ってどう感じていますか?

個人的には、初めて社会人としてラグビー生活を送りました。仕事とラグビーの両立をスタートさせましたが、仕事はそんなにハードではありませんでした。その分、ラグビー競技に集中できる環境が整っていましたが、思うように活動できませんでした。課題が多く浮き彫りにでた一年目でした。

――課題が多く浮き彫りにでた一つを教えてください

スローイングです。昨シーズン、言われ続けていた部分です。

――その課題が浮き彫りなった試合はありましたか?

三月に戦った清水建設戦です。スタートから出場しましたが、相手のスクラムに終始押された感覚が残っています。個人的なスキルで劣ったと思っていませんが、圧倒した感じもありませんでした。この感覚が一年目の全てだと感じます。

――今シーズンがスタートして2ヶ月が経過しました。ここまでの状態を教えてください

フィットネス強化が順調だとおもいます。わかりやすい例えで言いますと、ブロンコテストで結果(記録更新)を出せていますし、少人数で集中して6月のスタートから取り組めたと思います。まだまだ全体の中で発言することは多くないですが、この期間は積極的に発言ができていたとおもいます。

――ピックアップメンバー主体のトレーニングは良かったのですね

はい、ピックアップメンバーに選ばれて良かったと思います。

――今シーズンの自身のターゲット(目標)はどこですか?

もちろんスローイングもありますが、スクラムも相手と互角に組める技術を身につけたいとおもいます。亮さん(山村コーチ)がいらっしゃいますので多くの指導を受けられています。また僕自身にフォーカスすると、タックル回数が強みだと思っているので、相手を圧倒するくらいのタックルを練習の段階から意識して取り組んでいきたいです。そして、インパクトのあるタックルを練習試合から続けてアピールしたいと思います。

――そのことがタックルの強みにつながるのですね

はい、自分からそのようなシチュエーションを作りに行かなければと思っています。ブレイクダウンには常に絡んでいくことで、タックル回数も多くなりますし、自分自身の強みが活かせるものだと感じています。

――これからのラグビー選手としてどのようなイメージで活動していきますか?

長く続けられる選手になりたいと思っています。怪我をしないことが一番大切です。そのためにも日頃からの身体づくりとケアに関しては、しっかり行っていきたいです。

『タックルに魂を込めたい』

――コロナ禍の状況で得られたものはありますか?

同期との時間は確実に増えました(笑)。思うように外出する機会がなかったので、大半は僕の部屋で過ごすことが多かったですね(笑)。その時間が結構好きなんです。

――失ったものはありますか?

考えたことないですね。コロナの影響でできなくなったなどありませんね。

――学べたことはありますか?

社会人としての責任感です。おそらくコロナ禍でなくても社会人としての行動は身についたと思いますが、感染予防策など社会人として、ラグビー選手として自分ごとのように感じています。

――フッカー(HO)はどんなポジションですか?

一般の方から見たら、フッカーのポジションはラインアウトでのスローイングとスクラムのイメージが強いと思います。うちのチームで言うと、前田(篤志)さんのプレーを見ていると誰もがわかりやすく理解できると思います。

――ラグビーの面白さを教えてください

タックルじゃないですか?ディフェンスに面白さを感じています。

――来年1月にスタートする新リーグ「League One」に参戦する気持ちを聞かせてください

昨シーズンまでのトップチャレンジリークと大きく印象が変わったと思います。確かに私たちはディビジョン3ですが、トップリーガーじゃなく、ワンリーガーですか?その差は大きいと思いますね。

――今から楽しみですか?

非常に楽しみです。手強い相手が多いですが僕の中ではサニックス(宗像サニックスブルース)さんと互角に勝負できるようにしたいです。

――昨シーズンと比べるとコーチ陣がガラリと変わりました

熱いコーチ陣ですね(笑)。僕にとっては大歓迎なコーチ陣です。トニーさん(オツコロ・カトニBKコーチ)は非常に厳しいですが、改めて自分自身のストイックさを引き出してくださったのかなと思っています。僕は厳しくされた方が燃える人間だと思います。でも、自ら追い込んでいかなければならないですね。

『クリタしかないプライドを求めて』

――北條選手が体現するクリタWAYを教えてください

クリタWAYは、「感謝」「規律」「プライド」の三つから構成されるラグビー部の考え方です。「感謝」は、会社の方々に感謝です。一番はエンジニアリング洗浄部門(北條選手の所属部署)の方に感謝しています。僕のことをちゃんと理解してくれているんです。「規律」は、どんな場面でもルールを守ることですね。普段の生活に置き換えると、当たり前ですが赤信号は絶対に渡りませんよ。短い横断歩道であっても周りが渡っていてもです。

――最後の「プライド」の部分はどうですか?

クリタにしかないものだと思います。それは仕事とラグビーの両立です。他のリーグワンに所属しているチームを見ていても、僕らのような環境でラグビーを取り組んでいるチームはないと思います。凄くしんどいと思います。だから同じ部署にいる諏訪(弘樹)さんはすごいと思います。クリタラグビー部全員が、ここに「プライド」を持たないといけないと思っています。

――ファンの存在について聞かせてください

実際に対面したことがなく、僕たちのチームを応援してくださるファンがいるのか解っていないです

――ちなみにラグビー部公式Instagramのフォロワーで一番多いエリアは「昭島市」です

そうなんですね、会社の人たちが大半と思っていたのですごく嬉しいです。

――ファンに向けてメッセージをお願いします

応援ありがとうございます。もし僕らラグビー部を見かけたときは声をかけてください。選手たちはすごく嬉しいと思います。もちろん僕もすごく嬉しいです。

――最後に北條選手にとってラグビーとは何ですか?

なんだろう、成長してきた全ての要因にラグビーがありました。僕を成長させてくれたのがラグビーです。中学生以降、何かを選ばなきゃいけない選択にいつもラグビーがありました。このお世話になったラグビーに恩返しする意味で、将来はラグビーの指導者になりたいですね。

――ありがとうございました