クリタウォーターガッシュ昭島の選手のラグビーとの出会い、クリタでラグビーをする想いにせまる”私とWATER GUSH”。今回ご紹介するのは2026-27SEASONのキャプテンに就任したデーモン・レエスアス選手。その恵まれた体格を活かしてスクラムやラインアウトでチームを支えるLOとして長年プレーしてきました。静かな落ち着きの中に、確かな存在感と強さをあわせ持つ選手です。ラグビー歴は20年近くに及び、その長いキャリアの中でクリタに出会い、「ここが自分の居場所だ」と感じたと言います。母から教わったラグビーの原点、父から受け継いだ言葉、そして家族への想い。その人柄と情熱を語っていただきました。

ラグビーを始めたきっかけ『 最初のコーチは、母』
「背が昔から高く、いろんなスポーツのコーチに声をかけてもらいました。でもラグビーに引き込んでくれたのは、実は母なんです。」
幼い頃から身長に恵まれていたデーモン選手には、さまざまなスポーツからお声がかかっていたそうです。しかし、最初にラグビーボールを手渡したのはコーチでも先輩でもなく実の母でした。
「母自身もラグビーをプレーしていたし、とてもアクティブでスポーツを愛している人でした。ラグビーの基礎的なスキルを全部教えてくれたのは母で、最初のコーチと言っても過言じゃないですね。彼女が僕に同じように体を動かすことを好きになってほしいと思っていたのが伝わってきました。」
母の背中を見て育ち、その情熱を受け継いでいま世界でプレーするデーモン選手。「ラグビーが好き」という気持ちの根っこには、幼い頃の母との時間があるのです。
クリタとの出会い 『ここが新しいホームだと気づいた』
「前のチームとの契約が終わったタイミングで、クリタが声をかけてくれたんです。当時は他に選択肢がなかった。だから、本当に感謝しました。ただ、最初は正直、どんなチームなのか全くわからなかった。」
新しい環境への期待と不安を抱えながらクリタに加入したデーモン選手。しかし、その不安はすぐに消えていったと言います。
「数ヶ月経ったとき、ふと気づいたんです。ここは”ホーム”だ、って。チームメイトがとても温かく迎えてくれて、早い段階でこのチームへの本物の情熱を感じるようになりました。」
その思いは時間とともにさらに深まり、今では「できればここで現役を終えたい」とまで語ってくれました。「クリタで過ごした時間の中には、本当にたくさんの思い出があります。特に、試合の最後の最後に諦めずに逆転トライを取り切った瞬間。あの瞬間が最高です。最後まで戦い続けたことの証だと思っています。」
ギリギリの場面で踏ん張り、勝利をもぎ取る。その瞬間に感じる喜びこそが、デーモン選手にとってラグビーの醍醐味であり、クリタへの愛着をさらに深めているのです。

ラグビーと家族のバランス 『完璧なバランスはない。その瞬間に自分が向き合うべきことに集中することが大事』
クリタウォーターガッシュ昭島には、仕事とラグビーを高いレベルで両立する社員選手が多くいますが、デーモン選手が日々向き合っているのは「ラグビーと家族のバランス」です。
「ラグビーと家庭を両立させるのは、簡単じゃありません。でも、自分のバランス感覚はマインドセットから来ていると思っています。今の自分の立場はとても恵まれたものだ、という感謝の気持ちをベースに置くこと。家にいるときは家族と一緒にいる。ラグビーのときはラグビーに集中する。完璧なバランスなんてないけど、その瞬間に自分が向き合うべきことに、しっかり集中するようにしています。」
「完璧なバランスを追いかけるより、目の前のことに全力で向き合う」その言葉は、仕事・家庭・夢を同時に追いかけている多くの方の心にも響くのではないでしょうか。
将来の目標
「個人としては、できる限り長くプロとしてプレーし続けたい。ただ、長くやることだけが目的じゃなくて、プレーするなら高いレベルで戦い続けることが条件だと思っています。」
自分自身に妥協しない姿勢を持ちながらも、デーモン選手の視線はチームの未来にも向いています。
「本当にDiv2昇格を成し遂げたいです。選手としてだけでなく、会社のためにも、ファンのみなさんのためにも、この目標を達成できたら最高だと思っています。」
Div2昇格という共通の夢に向かって、選手・スタッフ・ファンが一体となって戦う。それがクリタウォーターガッシュ昭島の今シーズンのテーマでもあります。

ファンのみなさんへ
「いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。今シーズンも、ぜひ一緒に戦ってください。ファンのみなさんはDiv2昇格への道のりを共にする大切な仲間です。みなさんのサポートが僕たちを奮い立たせ、毎週フィールドで最高のプレーをする力をくれています。試合会場でお会いしましょう!」
飾らない、真っ直ぐな言葉。それが、デーモン選手らしさでもあります。
おわりに
インタビューの最後に、「どんな選手でありたいか」を聞いてみました。「言葉より行動で引っ張るリーダーでいたいです。ハードワークして、フィジカルで戦う。そしてグラウンドに立つたびに、”このゲームが最後のゲームかもしれない”という気持ちでプレーしています。これは父からもらった言葉で、ずっと大切にしているんです。」
母からはラグビーの原点を、父から試合に臨む魂を受け継いだデイモン選手。その背景にある家族の存在が、長いキャリアを支えてきた最大の力なのかもしれません。それに加えクリタへの深い愛着と、Div2昇格への情熱。デーモン・レアスアス選手の言葉には、飾らない誠実さと、静かで力強い熱量が宿っていました。「最後のゲームのように戦う」という姿勢で、今シーズンもフィールドに立つデイモン選手。ぜひスタジアムで、その背中を一緒に見届けてください。














