シーズン: 第1節

「シーズン」の名前ですが、この項目でトップリーグカップなどの「第○節」を管理・設定します。(表示されるページ:試合結果・日程一覧ページ)

VS スカイアクティブズ広島

2023.12.16.

NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24
2023-24
Balcom BMW Stadium
T G PG DG DG PG G T
1 0 0 0 5 前半 10 0 1 1 1
1 1 1 0 10 後半 20 0 2 2 2
2 1 1 0 15 合計 30 0 3 3 3

登録選手・リザーブ選手

個人得点

ポジション 選手名 T G PG DG
NO.8 テアレキ ベン-ニコラス 1 0 0 0
SO 林田 拓朗 0 1 1 0
SH 杉原 駿 1 0 0 0

スターティングメンバー

ポジション 選手名
PR 渋谷 圭
HO 栗原 良多
PR 栗山 塁
LO 中村 匡汰
LO デーモン レエスアス
FL テビタ オト
FL 中尾 泰星
No.8 テアレキ ベン-ニコラス
SH 杉原 駿
SO 林田 拓朗
WTB 濱副 慧悟
CTB アントニオ ミカエリトゥー
CTB 横田 大輝
WTB 杉森 健太郎
FB 菅沼 神兵

リザーブメンバー

ポジション 選手名
R 井口 龍太郎
R 小山 翔也
R 梶原 瑛
R マイク ウィリアムズ
R 中村 謙吾
R 新和田 錬
R ホセア サウマキ
R トゥマナワ タファイ

交代・入れ替え

交替・入替時間 内容
後半07分 菅沼 神兵→トゥマナワ タファイ
後半17分 栗山 塁→梶原 瑛
後半19分 渋谷 圭→小山 翔也
後半19分 杉原 駿→新和田 錬
後半19分 横田 大輝→ホセア サウマキ
後半24分 中尾 泰星→中村 謙吾
後半24分 デーモン レエスアス→マイク ウィリアムズ
後半37分 栗原 良多→井口 龍太郎

レポート

 

ワイクリフ・パールー ヘッドコーチ

「シーズンの始まりとしては、すごく残念なスタートでした。良いところもありましたけど、それを続けることができなかった。マツダスカイアクティブズ広島(以下、SA広島)にプレッシャーを掛け続けることができませんでしたし、SA広島はすごくセットピースでプレッシャーを掛け続けていたと思います」

 

栗原良太バイスキャプテン

「今日は入りのところでまずSA広島さんにいい入りをさせてしまいました。あとは、バックスのミスが多かったり、ブレイクダウンのミスが多かったり、練習でうまくいってないことがそのまま出たという感じでした。練習でまずそういうところを修正していきたいと思っています」

 

──後半すぐに同点に追いつき、良いムードになったと思いますが、またすぐにリードを広げられてしまいました。何が起こっていたのでしょうか。

「すぐ点を取り返されてしまった要因は、そのあとの規律のところ。ペナルティを取られてしまいましたけど、そこもセットピースでSA広島さんにうまくやられてしまったとも思っていますし、規律のところがうまくいっていないことが原因で結局トライまで持っていかれたと思っています」

〈リーグワン公式サイトより〉

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vs

VS清水建設江東ブルーシャークス

2022.01.15

JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022
2022
江東区夢の島競技場(東京)
T G PG DG DG PG G T
0 0 0 0 0 前半 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 後半 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 合計 0 0 0 0 0
12:00

VS 釜石シーウェイブスRFC

2021.02.13

ジャパンラグビートップチャレンジリーグ2021 Aグループ
13:00 Kick Off
栗田昭島グラウンド(東京)
T G PG DG DG PG G T
1 1 1 0 10 前半 14 0 0 2 2
2 2 0 0 14 後半 21 0 0 3 3
3 3 1 0 24 合計 35 0 0 5 5

登録選手・リザーブ選手

個人得点

ポジション 選手名 T G PG DG
FL 石井 洋介 1 0 0 0
No.8 ワイクリフ・パールー 1 0 0 0
WTB 河野 友希 1 0 0 0
SO アンドリュー・ディーガン 0 3 1 0

スターティングメンバー

ポジション 選手名
PR 金 亨志
HO 前田 篤志
PR レズリー・メイキン
LO 中尾 光男
LO 中村 匡汰
FL 石井 洋介
FL 川瀬 大輝
No.8 ワイクリフ・パールー
SH 山菅 一史
SO アンドリュー・ディーガン
WTB 河野 友希
CTB 林田 拓朗
CTB トム・イングリッシュ
WTB 坂本 英人
FB 杉森 健太郎

リザーブメンバー

ポジション 選手名
R 栗原 良多
R 小山 翔也
R 徳山 孝志
R 中村 謙吾
R フェインガ・ファカイ
R 本村 旨崇
R 水野 拓人
R 菅沼 神兵

交替・入れ替え

交替・入替時間 内容
後半00分 前田 篤志→栗原 良多
後半09分 金 亨志→小山翔也
後半18分 ワイクリフ・パールー→フェインガ・ファカイ
後半29分 レズリー・メイキン→徳山 孝志
後半29分 林田 拓朗→水野 拓人
後半33分 山菅 一史→本村 旨崇
後半41分 石井 洋介→中村 謙吾
後半41分 坂本 英人→菅沼 神兵

レポート

 ようやくラグビーができる−−。
昨年からの新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、1月17日に開幕予定であった「ジャパンラグビートップチャレンジリーグ2021」が、当初のフォーマットから大幅に変更して開幕を迎えることができた。しかし、この試合を迎えるまでチームだけの努力だけではなく、多くの皆様に支えられラグビーを継続できたことは、本当に感謝しかない。改めて御礼を申し上げたい。昨日の天候は若干強めの風が吹くものの、小春日和を感じさせる暖かさのもと実に391日振りの公式戦が、地元・昭島グラウンドで行われた。対戦相手は一昨年、惜しくも3点差での敗戦を喫してしまった釜石シーウェイブスRFC。トップリーグチームとの戦いを挑むことのできる「プレーオフトーナメント」進出に向けて、絶対負けられない戦いが13時、レフリーのホイッスルで始まった。
 前半は、アンドリュー・ディーガンのキックオフでスタート。先制点を奪いたいクリタだったが、キックオフボールを相手に維持され、自陣でのディフェンスが続く。しかし、執拗にフォワードで攻め続けてくる釜石の攻撃を防ぎ続け、相手の反則を誘い主導権を相手に渡さないプレーを続ける。ただ、クリタも相手を圧倒させるだけのプレーが思うようにいかない。相手のペナルティで優位に立ち敵陣奥深くまで攻め込むものの、簡単にボールをターンオーバーされてしまうシーンが多く見受けられた。ハーフウェイラインを挟み、両チーム決定的なチャンスを作れぬまま15分が経過。最初にチャンスをものにしたのは釜石。クリタのペナルティから敵陣右サイドゴール前5mライン付近までタッチキックでボールを出し、マイボールラインアウトを仕掛けモール形成。必死にディフェンスするクリタのラックサイドを容赦なく攻め続けトライを奪ってくる。その後のコンバージョンも成功され0-7となる。しかし、このままズルズルと攻め込まれないのが今のクリタ。常に接点で身体を張り続けるディフェンスに川瀬大輝のジャッカルで相手のペナルティを誘う。川瀬は一昨年、怪我により公式戦どころか練習試合も出場できなかった苦労人。今シーズン、今までの鬱憤を晴らすかのように何度もチームのピンチを得意のジャッカルで救う。前半26分、クリタは決定的なチャンスを演出し、敵陣インゴール手前でのマイボールスクラムもペナルティを犯し、得点チャンスを逃してしまう。しかし相手の攻撃を防ぎ続け、釜石のスクラムハーフがたまらずパントキックを仕掛ける。そのボールをクリタが保持し続け相手ゴールラインまで一気に攻め込む。そして前半29分、ラック攻撃を仕掛ける中、石井洋介が雪崩れ込むようにインゴールに飛び込みトライ。その後のディーガンのコンバージョンも成功し7-7と振り出しに戻す。そして、33分。敵陣やや左サイド10mライン付近、またしても川瀬のジャッカルで相手のペナルティを誘いペナルティゴールを選択。ディーガンしっかりと成功させ、ついに逆転。10-7と主導権を握り始める。ここから優位に立ちたいところだが39分、クリタのペナルティで釜石にショットを選択されるが失敗に終わり前半40分を過ぎる。ロスタイム4分を経過した44分、釜石がアタックを継続させクリタのバックス陣を振り切りトライ、そしてコンバージョンも成功させ前半が終了。

 後半は、釜石のキックオフで試合が始まる。クリタは前半に出場した前田篤志と入替に栗原良多が後半のスタートからピッチに入る。後半開始早々、釜石に22mラインまで攻め込まれるもトム・イングリッシュのターンオーバーと巧みなステップで相手を翻弄しペナルティを誘う。このまま一気に逆転までいきたいところだが、相手のラフプレーに攻撃のリズムが掴めず混沌とした時間だけが経過してしまう。ようやくチーム内に歓喜が訪れたのが後半12分、敵陣インゴール手前での攻撃から何度もラックサイドを突き続け、ワイクリフ・パールーがインゴールに飛び込みトライ。再びリードを奪い、ディーガンの精度高いコンバージョンゴールで得点差を広げる。このまま勢いを継続させたいところだが、完全に相手のペースに合わせてしまう。後半18分、21分と立て続けてトライを献上、再びリードを許してしまう。この2本の失点は自陣ゴール前まで攻め込まれラインアウトからのモール攻撃からラックサイドを突かれての失点であり、釜石の攻撃パターンを受けてしまい苦しい時間が続いていく。そして後半32分、自陣22mライン付近でのスクラムから出たボールを相手スクラムハーフが、インゴールまで走り込みトライを許してしまう。時間を考えると非常に痛い失点となり17-35となる。最後に意地を見せたいクリタは後半44分、敵陣ゴール前5mライン付近で、相手のペナルティを誘いながら攻撃を継続。本村旨崇からディーガン、菅沼神兵とつなぎ、最後は河野友希が左中間にトライを奪い、ディーガンのコンバージョンも成功させるがここでノーサイド。チームとしてはホームグラウンドでの開幕戦であり、どうしても勝利で飾りたいところだったが悔しい敗戦となった。この敗戦でプレーオフトーナメント進出に黄色信号が点灯したが、悲観する必要はない。今回の23人のメンバーには入れなかった選手が虎視眈々と出場機会を狙っている。次節は2月28日(日)に秩父宮ラグビー場で行われる近鉄ライナーズとの一戦。トップチャレンジリーグに所属しているチームの中でも格の違いを見せつけているチームだけとあって、今回の試合より厳しい戦いになると予想される。今回の敗戦を活かすのも引きずるのも今後の取り組み次第である。チームのために、そして勝利のために一丸となって戦っていきたい。
改めて今回の試合に向けて多くの関係者をはじめ、昭島のみなさま、そして多くのウォーターガッシュファンの皆様に御礼を申し上げたい。トップチャレンジリーグのラストイヤー、最後の最後まで一緒に戦ってほしいと思います。



試合後コメント
月田伸一ヘッドコーチ

釜石さんのペースで終始試合が進んだため、私たちがやりたいラグビーをさせてもらえませんでした。試合には負けてしまいましたが、身体のサイズで大きな釜石さんのフォワード陣に対して、スクラムで互角に組めたことはこれからの試合に向けての収穫だったと思います。敗戦したわけなので、細かいところをあげるとキリがないのですが、まずは自分たちのやるべきことにフォーカスすること、常に主導権を握って試合を進めていくこと、シンプルに考えていきたいと思います。(次節に向けて)相手が近鉄さんですので、チームとしてはものすごく大きなチャレンジになると思います。非常に強い相手ですが、チーム一丸になって準備していきたいと思います。

杉森健太郎キャプテン

釜石さんのFW陣に終始圧倒された試合になってしまいました。また自分たちのセットプレーの精度(キックオフ、ラインアウト、スクラム)が悪く、最後まで自分たちの形を作れないまま終わってしまいました。しかし、チームで取り組んできたディフェンスに関してはよかった部分もありましたが、失点の多くは、安易なタックルのミス、コミュニケーション不足が招いたもので、相手のペースに合わせてしまいました。ラインブレイクやゴール前のアタックに関してはしっかりスコアできていましたので、最初から続けられるようにしていきたいと思います。(次の試合に向けて)近鉄さんは、トップチャレンジリーグの中で一番手強い相手だと誰もが感じていると思います。その相手にどれだけ自分たちがチャレンジできるか、するためにどんな準備が必要なのかをチームで考えて再来週に向けて取り組んでいきたいと思います。

河野友希選手

前半はチームとしてやりたかった取り組みができましたがペナルティを重ねてしまい、チャンスを潰して最後の最後まで乗り切れなかったと思います。しかし、ディフェンスやアタックも良い形ができたと思います。後半に入り、立て続けに失点した時点で立て直すことができず崩れてしまいました。劣勢になっているときこそ、そのままズルズルと崩れるのではなく、苦しい時間帯だからこそ、しっかりとエナジー持って気持ちでもプレーでもビルドアップしていけるようにしないといけませんね。個人的には要所でボールをもらえ、アタックできていましたが、しっかりとクリーンなボールを出さなければならないシチュエーションで細かいミスをしてしまったので、次に向けて修正していきたいと思います。(久しぶりの試合ですね)はい、チームとしても個人的にも1年ちょっと経過していましたね。昨年手術をしましたが、自身のコンディションも良くなってきていますし、上がってきています。これから試合が続きますので、維持するのではなくコンディションを上げ続けていきたいと思います。(近鉄戦に向けて)今日の試合以上にタフな試合になると思います。チームで認識し、よりハードに気持ちを昂ぶらせていきたいと思います。

石井洋介選手

初戦だからでしょうか、チームとしてバタつきが感じられた試合になってしまいました。(個人的にアタックもディフェンスも良かったのではないか?)そうですね、久しぶりの試合でしたが動き自体も悪くなかったと思います。また怪我から復帰してプレーできたことは良かったのですが、出場するからには責任もありますし、この試合に出られなかった選手のためにも結果を出さなければならなかったです。次の試合に向けて2週間あります。もう一度チームで修正して近鉄戦に挑みたいと思います。



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vs

VS 九州電力キューデンヴォルテクス

2019.11.16

ジャパンラグビートップチャレンジリーグ2019 第1節
13:00 Kick Off
粟田工業昭島グラウンド(東京)
T G PG DG DG PG G T
2 2 2 0 20 前半 5 0 0 0 1
0 0 0 0 0 後半 0 0 0 0 0
2 2 2 0 20 合計 5 0 0 0 1

登録選手・リザーブ選手

個人得点

選手名 ポジション T G PG DG
杉森健太郎 FB 0 2 2 0
ベン ポルトリッジ WTB 2 0 0 0

スターティングメンバー

ポジション 選手名
PR 金 亨志
HO 前田 篤志
PR 梶原 瑛
LO 中尾 光男 (GCap)
LO ジェイコブ エリソン
FL 佐藤 慶
FL 平井 伸幸
No.8 藤原 慎介
SH 本村 旨崇
SO 菅沼 神兵
WTB 濱副 慧悟
CTB 水野 拓人
TB トム イングリッシュ
WTB ベン ポルトリッジ
FB 杉森 健太郎

リザーブメンバー

ポジション 選手名
R 栗原 良多
R 小山 翔也
R 出渕 賢史
R 中村 謙吾
R 平野 和飛人
R レオン エリソン
R 忽那 鐘太
R 河野 友希

交代・入れ替え

交替・入替時間 内容
後半16分 平井 伸幸 → 平野 和飛人
後半20分 梶原 瑛 → 出渕 賢史
後半20分 水野 拓人 → レオン エリソン
後半25分 濱副 慧悟 → 河野 友希
後半30分 杉森 健太郎 → 忽那 鐘太
後半33分 前田 篤志 → 栗原 良多
後半33分 金 亨志 → 小山 翔也
後半39分 藤原 慎介 → 中村 健吾

レポート

11月に入り朝晩の冷え込みが一段と強くなるこの季節。今年はラグビーワールドカップ2019日本大会が開催され、通常のリーグ戦の開催時期が変更となるイレギュラーなシーズンインとなった。日本代表の躍進に多くのラグビーファンは涙し、またラグビーに興味がなかった方も「にわか」と称されながらラグビーの魅力に取りつかれて一喜一憂を繰り返す、そんな余韻をそのままにトップチャレンジリーグが始まった。栗田工業ウォーターガッシュの開幕戦は本拠地の東京・昭島のグラウンドでの一戦となり、多くの地元ファンやクリタの関係者一同が集結した。着席数を1,050席準備するも、キックオフの笛が鳴るころには立ち見で観戦をする多くのファンで埋め尽くされた。こんな素晴らしい状況の中、勝利が至上命令でもあるクリタの戦い方に注目が集まった。
 前半は九州電力のキックオフで始まった。開始早々1分、ファーストスクラムはクリタのマイボール。先週トップリーグの東芝さんとの合同練習の経験を生かし、互角なスクラムを演出。自陣での攻防を展開されてもクリタは冷静な試合運びで、相手のアタックを阻止。今シーズン初めての試合に出場した菅沼もハイパントキックで相手のキャッチミスを誘い徐々に敵陣に攻め込む。そして最初の得点シーンは前半10分、相手ペナルティから杉森が正確なキックでペナルティゴールを成功させ待望の先制点をあげる。この勢いで相手にプレッシャーを与え続けていきたいクリタは前半16分、敵陣右サイド22ⅿライン付近でのラインアウトからモールを形成しボールキャリーからベンにボールが渡り右中間にトライ。杉森のコンバージョンキックも成功し10-0と得点を積み重ねる。しかし、九州電力のアタックもじわじわとクリタのディフェンスを崩しにかかる。前半19分、クリタ陣に攻め込んだ九州電力は、攻撃のフェイズを重ね右サイドに展開しクリタのディフェンスを振り切りトライ。コンバージョンは失敗したものの10-5として必死に食らいついてくる。だがクリタは攻撃の手を緩めない。失点直後の22分、敵陣やや右サイドの10ⅿラインを少し超えたあたりで得たペナルティをゲームキャプテンの中尾は迷わずショットを選択。杉森のペナルティゴールが決まり13-5。その2分後、自陣ハーフウエイライン付近で九州電力がノックオンでクリタにボールが渡り、藤原が相手ディフェンスを引き寄せハンドオフで相手を突き放しベンにパス。フリーでパスを受けたベンがインゴールにグラウンディングし本日2本目のトライ。直後のコンバージョンも杉森が正確なキックで決め、20-5と優位に試合を展開する。その後クリタは九州電力のアタックを受け続ける時間が続くが、組織ディフェンスでゴールラインを越えさせない。そして前半40分を過ぎ杉森がサイドラインにボールを蹴りだし前半終了。

後半は、クリタ・菅沼のキックオフで後半の40分が始まる。前半の勢いそのままに相手にプレッシャーを与え続けていきたいクリタだが、40分の大半を自陣でのディフェンスに費やしてしまう。特に目立ってしまったのがペナルティの多さだ。前半こそ「1」に抑えたが、相手のラインアウトからモールに展開するシチュエーションでオフサイドのペナルティを連発させてしまう。それでもクリタのディフェンスはゴールラインを越えさせない。組織立ったディフェンスは、相手の体力を消耗させ集中力を継続させないプレッシャーで何度も相手のミスを誘い、タッチキックでエリアを回復させる。試合運びのリズムが混沌とし始めたタイミングでリザーブに入った選手をピッチに登場させる。まず後半16分にフランカーの平井から平野、続く20分にプロップの梶原から出渕、そしてセンターの水野からレオン・エリソンを投入しアタックの機会を待ち続ける。後半の20分を超えたあたりから両チームの選手たちが疲労からくる脚の攣りでグラウンド内に倒れこみ、トレーナーの処置を受ける。確かに11月の気温の低い状態ではあるものの、日差しが強く周りが感じる以上に選手たちの体感温度は上昇し続けている。そして後半30分、両チーム主だったチャンスが生まれず、一進一退の攻防を続ける時間が続きリザーブの入替をさらに加速させる。30分に杉森から忽那、33分には前田から栗原、そして金から小山に入替雰囲気もリフレッシュさせる。39分に藤原から中村に入替、総動員で勝利を掴みにかった。時計は後半40分を回り、ロスタイムも過ぎたころ相手ペナルティから忽那がサイドラインにボールを蹴りだしノーサイド。トップチャレンジリーグ初戦を見事勝利でホームの試合に花を添えた。春から取り組んできたクリタラグビーで勝利できたことには十分満足したい。しかし、課題が多くあったのも事実。真剣勝負の試合が久しぶりとなり、80分間通して継続させる部分が今後の課題としてチームに落とし込んでいきたい。後半はスコアレスで得点シーンを演出させられなかった反省を生かし、来週は敵地・福岡に乗り込んで、昨シーズンまでトップリーグで戦っていたコカ・コーラとの大事な一戦をクリタ一丸となって勝利を目指していきたい。



試合後コメント
山田紘也監督

初戦で選手たちの固さが目立ちましたね。しかし今まで練習でフォーカスして取り組んできたことがしっかり出せた試合だったと思います。その反面、練習でうまく取り組めていなかったことがそのまま試合に出てしまいましたね。後半は非常に厳しかったですね。ロースコアで展開するだろうとイメージしていましたが、思った以上に前半終了時の得点差がチームの雰囲気がフワッとしていました。しかし、ギリギリのところまで相手に攻め込まれても得点させなかった部分は非常に良いと思います。でも、追い込まれる前に阻止しなければならないのです。相手が強くなればなるほどで、今日の試合展開をしていたら防げたところで失点を積み重ねてしまうと思っています。次に向けてエリアマネジメントとペナルティを減らすことを課題にして挑みたいと思います。また多くの怪我人が出て外国人選手が出場できない中、日本人選手が力を発揮してくれました。本当に褒めてあげたいと思います。

中尾光男ゲームキャプテン

(試合を振り返って)勝利できてホッとしました。怪我人が多く、メンバーとして出場するのもギリギリな状態だと思います。しかし、試合には今までやってきたことしか出ないので、練習してきた良いイメージをそのまま出していこうと思いました。だからこそ前半の試合運びはイメージ通りで、チームでの決めごともしっかり守れていたのでこの得点につながったとおもいます。逆に課題は後半の小さなミスだったり、規律が守れていなく得点を奪えなかったことが前半との大きな違いだと思いますので、継続させることを意識したいと思います。(次に向けて)しっかりチャレンジして、自分たちのやってきたことを準備して力を出し切れたら決して勝てない相手だと思います。とにかく準備です。

藤原慎介選手

外国人選手の多くがケガで苦しんでいるときに日本人選手がここぞとばかりに力を発揮し、踏ん張ってくれたのが勝利につながったと思います。私自身、今シーズン初めての公式戦の出場でした。春シーズンチームに貢献できずに迷惑をかけていましたので、今日の試合で少しでも取り返す気持ちで頑張りました。後半はスコアレスになりましたが、しっかり相手にプレッシャーを与え続けたことが無失点につながったと思います。しかし、FWとBKとのコミュニケーションをもっと試合中に図るべきだと思います。さらに集中力を切らさず、攻め切る部分にこれから高い意識を持ちたいと思います。(次に向けて)昨年までトップリーグで戦っていたコーラさんです。厳しい試合になることは目に見えています。しかし、今日のようなディフェンスが見せられれば良い試合になると思いますので頑張っていきたいと思います。

菅沼神兵選手

試合前から準備してきたことが出せたので勝利につながったと思います。(久しぶりの試合でした)正直疲れましたね。トップチャレンジに所属する相手をイメージしながら準備していました。まだまだ状態を上げていけますので、シーズン通して安定したパフォーマンを発揮したいと思います。後半は得点こそ奪えなかったですが、しっかりクリタらしいディフェンスで相手をゼロに抑え込めたことが良かったと思います。でも個人的な課題はエリアマネジメントですね。ここの部分をもっと意識して精度を高めていければと思います。(次のコカ・コーラ戦に向けて)とにかく頑張ります。

ベン ポルトリッジ選手

(試合を振り返って)すごく良いゲームができたと思います。プレッシャーは正直ありましたし、後半は相手に流れが行きかけていましたが、自分たちのディフェンスで食い止めることができたと思います。(前半2トライについて)個人的なプレーで獲ったトライではありません。チームがもたらしたトライだと思いますし、最後のスペースに入り込んでインゴールにデリバリーしただけです。でもいつも思いますが、ゴールラインを超えることは気持ちよいですね。見えた課題はコミュニケーションで、特にアタックのときです。常にシステマチックにゲーム運びをしなければならないです。だからこそ崩れたときに元の状態に戻すのはコミュニケーションだと思います。(次に向けて)たくさんのファンの皆様に会場に足を運んでほしいと思います。その皆様の応援が私たちのプレーの後押しになると思います。次も勝利を目指して戦います。



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