私とWATER GUSH #7 新和田錬 SH 3歳からグラウンドを駆け回った少年が、リーグワンの舞台へ。
選手のラグビーとの出会い、クリタでラグビーをする想いにせまる”私とWATER GUSH”。今回は2026-27SEASONにバイスキャプテンを務めることとなった新和田錬選手を紹介します。フィールドではSHとしてスクラムやラインアウトからボールを捌き、チームのアタックを指揮するポジション。常に判断を求められる、いわばチームの心臓部のような役割です。今回は、そんな新和田選手にラグビーとの出会いから、クリタでプレーする意義、そして将来への展望まで語っていただきました。

ラグビーとの出会いは、3歳のとき
「親の影響で、3歳の頃からラグビーを始めました」
ほぼ物心がつく前からラグビーと共に育ってきた新和田選手。幼い頃のラグビーの記憶を尋ねると、こんな言葉が返ってきました。
「幼い頃は、広いグランドを走り回れることが1番楽しかった記憶があります」
難しいルールや戦術より、ただ広いグラウンドを全力で走り回る喜び。そんな純粋な楽しさが、新和田選手とラグビーの原点です。その感覚は今もどこかに宿っているのかもしれません。リーグワンのフィールドで強気にボールを持って前に出る姿に、あの頃の少年の面影が重なります。
全国優勝が火をつけた、「もっと上へ」という気持ち
ラグビーへの向き合い方が大きく変わったのは、中学時代だったといいます。
「中学時代に、チームメイトにも恵まれて、強豪チームでプレーすることができ、全国大会で優勝も経験することができました。その頃から、もっと上のレベルでプレーがしたいという思いが強くなってきました」
全国の頂点を経験したことで、ラグビーへの情熱はさらに燃え上がりました。ただ楽しいから走っていた少年が、より高い舞台を目指すプレーヤーへと変わっていった瞬間です。その「もっと上へ」という気持ちが、現在リーグワンの舞台でプレーする新和田選手の原動力になっています。
クリタを選んだ理由「夢とキャリア」その両方を追いかけて
学生時代からリーグワンでプレーしたいという夢を持ち続けていた新和田選手。クリタウォーターガッシュへの加入にはどんな経緯があったのでしょうか。
「学生時代からリーグワンでプレーしたいという気持ちがあり、なかなかチームが決まらず模索していたところにお声がけしてもらったことがきっかけです。あとは、今後のキャリアを考えた時に、ラグビーをしながら、仕事にも打ち込める環境に魅力を感じました」
リーグワンという夢の舞台でプレーしたいという強い想い。そして、ラグビーだけでなく社会人としてのキャリアも真剣に考えた上での選択。クリタウォーターガッシュが持つ「仕事とラグビーを両立できる環境」は、新和田選手にとって大きな魅力だったのです。
クリタウォーターガッシュ昭島は、母体である栗田工業の社員として働きながらラグビーに取り組む社員選手を中心に構成されているチームです。社員選手は仕事とラグビーの双方で日々高いレベルに挑戦しています。

想像以上に大変だった、二つの「本気」
実際に加入してみて感じたのは、仕事とラグビーを両立することの難しさでした。
「仕事とラグビーの両立は、想像以上に大変でした。仕事とラグビーを両方100%で頑張りたいと思いつつも、なかなか体力や時間が削られてしまい、思うようにいかない部分が多かったです」
どちらも中途半端にしたくない。そんな真摯な気持ちがあるからこそ、葛藤も大きかったのでしょう。それでも4年間、腐らずにグラウンドに立ち続けてきた。その事実そのものが、新和田選手の強さを物語っています。
そして、そのすべての苦労が報われると感じる瞬間があります。
「ラグビーが始まれば関係ないですが、クリタは社員選手がほとんどの中で、プロ選手の多い強いチームに勝利する時が、1番喜びを感じる瞬間です」
仕事をしながら練習に励む社員選手たちが、プロ選手を中心とするチームを撃破する。その勝利の重みは、きっとピッチの外からでも伝わるはずです。ファンの皆さんが声を上げて喜ぶ瞬間でもありますよね。
新和田錬の武器「強気のラン」と「アタックテンポ」
スクラムハーフとして、新和田選手が特に自信を持っているのはどんなプレーなのでしょうか。
「私の強みは、ランとアタックテンポです。強気のアタックで、トライに絡んでいくところだと思います」
守備的にボールを捌くだけでなく、自らボールを持ってラインを突破し、トライに絡んでいく積極的なスタイル。試合中に新和田選手がボールを持った瞬間、思わず目で追ってしまうのはそのためです。次の試合ではぜひ、そのアタックに注目してみてください。

新和田選手の描く未来
ラグビー面での将来ビジョンについて聞くと、力強い言葉が返ってきました。
「ラグビーの面では、現役中に必ずディビジョン2へ昇格すること」
「必ず」という言葉に、4年間の積み重ねと覚悟が滲みます。クリタウォーターガッシュ昭島がDiv2昇格を目標に掲げる中、チームの中心選手としてその夢を現実にしようとしている新和田選手の決意は、ファンの皆さんにとっても大きな励みになるのではないでしょうか。
そして、引退後についても語ってくれました。
「引退後は、どんな形でも良いのでラグビーに関わることができたらなと思っています」
3歳でグラウンドを駆け回ることから始まったラグビーへの愛は、現役を超えても続いていく。その言葉がとても新和田選手らしく、印象的でした。
ファンの皆さんへのメッセージ
最後に、いつも応援してくださっているファンの皆さんへ、新和田選手からメッセージをいただきました。
「いつも応援していただきありがとうございます。私がクリタに加入した直近4年は、なかなか思うような結果が出ず、皆さんの期待に応えられず申し訳ない気持ちですが、今年は例年とは違うクリタをお見せできると思います。ぜひ会場に足を運んでいただき、直接見ていただけたら嬉しいです。引き続き、温かいご声援をよろしくお願いいたします」
「例年とは違うクリタ」この言葉には、4年間の悔しさと今シーズンへの強い決意が凝縮されています。スタンドからその変化を、新和田錬選手の一挙手一投足を、ぜひスタジアムで体感してください。彼のプレーが、きっとあなたの心を熱くします。














