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私とWATER GUSH #6 中尾泰星 FL 3歳からラグビー一筋。前を向いて生きること。

公開日:2026年10月18日 | 最終更新日:2026年10月19日

選手のラグビーとの出会い、クリタでラグビーをする想いにせまる”私とWATER GUSH”。今回は、2シーズンにわたりキャプテンとしてチームを率い、2026-27SEASONはバイスキャプテンを務めることとなった中尾泰星選手。入社6年目を迎え、仕事とラグビーを高いレベルで両立しながら日々グラウンドに立ち続ける彼に、ラグビーとの出会いからクリタへの想い、そしてD2昇格への覚悟まで、シンプルで力強い言葉で語っていただきました。

3歳からラグビー。父は大学ラグビーの監督だった。

ラグビーを始めたのは、なんと3歳のとき。

「父の影響と、家の近くにラグビースクールがあったから」というのがそのきっかけ。当時、お父様は大学ラグビーの監督を務めていたといいます。生まれたときからラグビーが日常にある環境。それが中尾選手のラグビー人生のスタートラインでした。

幼少期から第一線でラグビーと向き合ってきた父の背中を見て育ち、気づけば自分もラグビーを愛する人間になっていた。そんな自然な流れが、彼のラグビーに対する揺るぎない軸を作り上げているのかもしれません。

なぜクリタを選んだのか。「仕事もラグビーもできる中で、一番強いチームだった」

3歳から続けてきたラグビー。その競技人生の中で、中尾選手がクリタウォーターガッシュ昭島を選んだ理由は明確でした。

「仕事もラグビーも、どちらも高いレベルで挑んでいる。ラグビーキャリアが終わっても、社会人としてしっかり生きていけると思ったから」

多くのアスリートが競技だけに集中する時代に、あえて仕事との両立を選んだ。それは決して妥協ではなく、人生全体を見据えた上での選択です。クリタというチームが持つ「仕事もラグビーも本気で」という文化が、中尾選手の価値観と重なった瞬間だったのでしょう。

60年以上の歴史を誇る社員選手中心のクラブだからこそ生まれる、この「競技を超えた人生設計」という視点。それがクリタの魅力のひとつでもあります。

仕事と試合の翌朝。「口角を上げて、前を向いて。」

とはいえ、仕事とラグビーの両立は決して楽ではありません。中尾選手が特に大変だと感じる瞬間を聞くと、こんな答えが返ってきました。

「仕事の締切間近や出張が続くとき。あと、日曜日が試合で、月曜の仕事を迎えるとき」

試合で体を張り、消耗しきった翌朝、そのまま職場へ向かう。それがシーズン中のリアルです。そんな朝、どんな気持ちで出社しているのかを聞くと、中尾選手は少し間を置いてからこう答えました。

「下を見て歩きそうなところを、しっかり前を見て口角を上げて向かいます」

この言葉に、思わず胸が熱くなりました。きつい。でも、下は向かない。ただそれだけのことが、どれほどの意志と誇りを必要とするか。仕事と夢を同時に追いかけるすべての人に響く言葉ではないでしょうか。

「仕事も練習もしんどい時も、みんなで風呂に入るとほっとする」

クリタでプレーしてきた6年間の中で「来て良かった」と感じた瞬間も聞かせてもらいました。

「毎回の練習で嫌になりそうな時があるけど、練習が終わってみんなで風呂に入っていると、ほっとする」

正直な言葉です。練習が常に楽しいわけではない。苦しくて、やめたくなる瞬間もある。でも、それを仲間と一緒に乗り越えた後の、あのお風呂場の安堵感。それが「ここにいる理由」になっている。

仲間と共に苦しんで、共に終わる日々の積み重ね。その温かさこそが、クリタというチームの本質なのかもしれません。

FLの醍醐味。「自分よりデカい相手を、低いタックルで仕留める。」

中尾選手が務めるFLというポジションについても話を聞きました。

「低いタックルで自分よりデカい相手を倒す面白さ。運動量とコンタクト量でチームを助ける醍醐味」

FLは、攻守両面でチームの「エンジン」となるポジション。華やかなトライこそ少ないかもしれませんが、どのプレーにも顔を出し、タックルし、ボールに絡み、チームを支え続ける。体格差をスキルと運動量でひっくり返す。そこにFLとしての誇りと喜びがある、と中尾選手は語ります。

試合当日、ぜひ中尾選手のタックルに注目してみてください。体を張るその一瞬に、6年間の積み重ねが凝縮されています。

将来への展望。「D3優勝してD2へ昇格すること。それだけ。」

今後の目標を聞くと、答えは迷いなくこの一言でした。

「D3を優勝してD2へ昇格すること!それだけ」

長い説明も、複雑な言葉もいらない。「それだけ」という言葉の中に、6年間の想いと、積み上げてきた覚悟と、チームへの信頼がすべて詰まっている気がしました。

クリタウォーターガッシュ昭島が掲げるDiv2昇格という目標。それを一番シンプルな言葉で体現しているのが、中尾泰星という選手なのかもしれません。

ファンの皆さんへ

最後に、いつも応援してくださるファンの皆さんへのメッセージをいただきました。

「いつも応援していただきありがとうございます。今年こそ勝って、みなさんと喜びたいので、一生懸命タックルします!」

「一生懸命タックルします」難しい言葉は何もない。でも、この言葉がいちばん中尾選手らしくて、いちばん真っすぐで、いちばん届く気がします。

おわりに

3歳でラグビーを始め、父の背中を見て育ち、仕事と競技を両立しながら6年間クリタのグラウンドに立ち続ける中尾泰星選手。きつい朝も口角を上げて前を向き、苦しい練習も仲間と風呂に入ることで乗り越えてきた。そのすべてが、「D2昇格」という一点に向かっています。

ぜひ試合会場で、中尾選手の体を張るタックルに声援を送ってください。その一声が、彼の「口角を上げる力」になるはずです。

あなたの応援がチーム・選手の励みになります!

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